８．村田麻理子と白川咲 part１ ページ45
新学期。
「おはよー」
「おう。」
日常化してしまった、佐々木君との登校。
私のこと、「守る」って言ってくれてるし、断る理由は特にない。
「お前、焼けたよな・・・」
「え、」
ウソ、日焼け？
「別に、気にするほどじゃないと思うけどな？」
「うん・・・」
肌の色、白い方だったんだけどな・・・
「一輝君のせいでしょ・・・」
海で、遊ぶ羽目になったから・・・
やっぱりパーカーは着るべきだった。
「悪かったな」
「・・・ホントだよ」
たまには本音を言ってみよう。
「でも結構楽しそうだったぞ？」
「え？」
・・・私が楽しそうだった？
「・・・まさか」
そんなワケがない。
醜態をさらす羽目になってサイアクだった・・・
「ビーチバレーん時とか」
「・・・ああ」
・・・確かにあれは、夢中にはなってたけど
どーしても拓也さんに負けたくなかったからってだけで・・・
「砂の城とか作ってたし」
ギクッ
「・・・あー、あれねー」
一輝君が挑んできたから、ちょっとだけ・・・
「すっげえデカイヤツ作ってたよな」
「・・・・・・。」
つい、ね・・・
「あれ、才能だと思うぞ」
「・・・・・・。」
あんまり嬉しくない・・・
「やっぱ結構楽しかったな」
「・・・うん。」
「お、認めたじゃん」
「・・・あ、」
つい、本音が・・・
「楽しかったなら、よかった」
「・・・うん。」
「・・・また、行くか」
「・・・うん。」
なんでこう、微妙にぎこちなくなるのかな・・・
＊Bouquet＊
「麻理子先輩！」
下駄箱に、再び愛梨ちゃん。
「愛梨ちゃん・・・！どうしたの？」
「今日は・・・咲を連れてきました」
「さき・・・？」
ってあの、白川咲ちゃん？
「・・・こんにち、は」
現れたのは、茶髪をゆるく巻いた、可愛いというよりはキレイな女の子。
みるからに、清楚系の愛梨ちゃんとは正反対なカンジ。
「麻理子先輩、サトシさんと会ったんですよね」
海に行った次の日、一応愛梨ちゃんにはメールをしておいた。
「だから、咲と話してほしくて。これからのこと、とか」
これからのこと・・・って別れるか、別れないかってこと？
「あとは、お任せしますね」
「え？」
「私はこれで」
え、行っちゃうの？
まだ私、咲ちゃんと「こんにちは」しか喋ってないけど？
「ちょっと愛梨・・・っ」
咲ちゃんも困ってる。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
どうしよう・・・
「・・・とりあえず、どっか行こうか」
「・・・はい」
８．村田麻理子と白川咲 part２→←７．村田麻理子と涛川聡 part６
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーフラワー（恋愛編）
リナリア（：この恋に気づいて）
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Julia(プロフ) - 由佳七助さん» ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2015年11月18日 20時) (
レス) id: 6839502298 (このIDを非表示/違反報告)
Julia(プロフ) - かにゃらさん» コメントありがとうございます！精一杯書かせていただきますので、これからもよろしくお願いします！ (2015年11月18日 20時) (レス) id: 6839502298 (このIDを非表示/違反報告)
由佳七助(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしてます(^-^) (2015年11月17日 22時) (レス) id: bebc3960bd (このIDを非表示/違反報告)
かにゃら(プロフ) - 続編おめでとうございます！ (2015年11月17日 22時) (レス) id: be96a66f4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Julia | 作成日時：2015年11月17日 20時
