占ツクの皆さんへ ____ (ページ2)

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現実と、別世界ページ2

現実を今の生活と定義する。

別の世界はその余事象である、今の生活以外だ。

ほんとんどの人が誰かを羨ましいと思ったことがあるだろう。

その羨ましいと思われたひとも誰かを羨ましいと思っている。

現実は辛い。なら、別の世界へいきたい。

この考えなら、人を好きになる理由も完璧に説明できる。

自分の生活は無限の苦しみで辛い。その現実を少しでも抜け出したい。

誰かの世界に融け込みたい。

だから、人を好きになる。人を憎みたいのも、自分の世界を否定したいからだろう。

これで、大抵の感情を説明できる。

感動するのは、別の世界へ触れることができ、現実から一時的に離れられたから。

怒りたくなるのは、現実から抜け出せず、対象の世界が見えないからだ。見えないなら、現実から離れられない。

ここで、疑ってほしい。

すべての感情が苦しみからできている。

この考えはそう言ってはいないか。

なら、救われるとはなにも感じないことか。

これがひとつの考えである。

この世界は苦しみからできているから、苦しみごと感情を捨てろ。それは幸せか。

幸せでないなら、幸せはこの世には存在しないしないのか。黄泉の世界限定なのか。

いや、違う。

人は救われる。宗教的な話ではない。

救われよう。と、考えれば逆算である。苦しみという感情は実際には存在しない。

と、考えてみないか。