ep.153 ページ17
翌日の部活を終えて、
まずは再来週末の日山高校との練習試合の話。
そして、東京遠征の話。
一つ、気になってたことがあるんだけど……。
武田「ただ――」
大地・東峰「「？？」」
武田「来月になったら――」
そう、気になってたのはこれ。
武田「期末テストあるの、わかるよね？」
……予想通りの四人が予想通りの反応を見せてくれる。
もうそこからは体育館が大騒ぎ。
月島「あはは、阿鼻叫喚」
『まぁ赤点は流石にないもんねぇ』
蛍くんも私も成績はいい方だし。
大地「狼狽えるな！！！」
お兄ちゃんの一声で体育館が静かになる。
大地「やってやる…全員で…
東京行ってやる…！」
菅原「目ぇ据わってる！！」
東峰「『こわい！！』」
お兄ちゃん落ち着いて……！！！
そしてみんなで片付けも終えて、
着替えも終わったらしいと言うことで部室へ。
荷物は部室に置いてるしね。
月島「お先でーす」
『おつかれー！』
成績に余裕のある蛍くんが
お兄ちゃんに注意を受ける四人を一瞥して忠くんと出て行く。
大地「――で、
わかんない事はわかんないままにすんな。
俺らで多分教えられるから」
『あ、私も手伝うよ。
勉強なら得意だし…』
大地「本当か？ スマン、ありがとな。
ほら四人とも頭下げる！」
『えっ！？ いやあの』
「「「あざす！！」」」
そのあとで気づいたように田中さんと西谷さんが首をかしげる。
西谷「けどAは俺らより年下だろ？」
田中「まだ未習範囲だよな？」
『大丈夫ですよ！』
なんといっても勉強は得意だし好きだ。
…去年まではそれしかしてなかったくらいに。
『私、去年まで部活とかやってなかったから、
お兄ちゃんが習ってきたところも教わってたんです。
今年もなんやかんや続けてるから、
お兄ちゃんが習ったとこまでなら高3の範囲もわかりますよ。
高2のところは任せてください！』
大地「…ってこと」
菅原「まじかよ！？」
だって、去年までは本当にそれしかすることがなかった。
勉強はやった分だけわかりやすく結果もでるから、好きだしね。
新しいことを知るのはとっても楽しいし。
----------
本作仁花ちゃんは登場予定がありません。
ファンの方ごめんなさい！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 283人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
中村茜雫(プロフ) - らんしゃむさん» らんしゃむ様 コメントありがとうございます。紹介にもあるよう死ネタとなっております、申し訳ありません…。ただお声が多ければifで主が死なずに済む√を作ることも考えています。何卒お願い致します。もし良ければ最後までお付き合い頂けると嬉しいです。 (2019年3月6日 23時) (
レス) id: 928f90edf9 (このIDを非表示/違反報告)
らんしゃむ(プロフ) - え、死ネタですか、、、回避できないですかね？ (2019年3月6日 4時) (レス) id: dfe0d85699 (このIDを非表示/違反報告)
中村茜雫(プロフ) - 桜ひかりさん» 桜ひかり様 コメントありがとうございます！予定はありませんが、全て書き終えた後に私の気力が残っていれば…本編とは別のサブルートとしてなら或いは……！需要にもよりますのであまり強い期待はなさらず頂けますとありがたいです。最後までどうぞお付き合い下さい。 (2018年10月28日 18時) (レス) id: 928f90edf9 (このIDを非表示/違反報告)
桜ひかり(プロフ) - 別の生存ルートとか作っていただけたり…しないですね笑更新楽しみです (2018年10月28日 14時) (レス) id: 4bee8b72e3 (このIDを非表示/違反報告)
中村茜雫(プロフ) - なおみさん» なおみ様 再びコメントありがとうございます。死ネタ苦手でしたら申し訳ないです…！ 最後まで夢主ちゃんの日常を尽くせる限りを尽くして書き切ろうと思いますのでよければどうぞ最終話までお付き合い下さいませ。 (2018年10月27日 8時) (レス) id: 928f90edf9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：中村茜雫 | 作成日時：2018年10月10日 8時
