【HQ!!】烏野に入った可愛すぎる新マネージャーは澤村さんの妹だそうですよ

ep.31 ページ32

学校に着くと既に早朝練組と
潔子さんが来ていた。
そしてすぐに全員が集まる。


清水「Aちゃん、おはよう」

『おはよう、潔子さん！』

菅原「おはよ！ 今日も朝から元気だなー！」

『スガさんおはよう！ だって、お兄ちゃんのバレーするとこ、かっこいいんだもん！ 楽しみなの！』

そういった途端、一瞬、ほんの一瞬だけスガさんの笑顔が凍った。

菅原「あ、ああ、確かにバレーやってる時の大地はかっこいいもんな！」

『うん！』

そうやって笑ってた私の周りではお兄ちゃん以外の男の子がみんな、少しまたは大いに残念そうな顔をしていたことも、
それをお兄ちゃんが苦笑気味に見ていたのも、私は気がつかなかった。




そして放課後。


大地「よーし、じゃあ始めるぞ！
月島達の方には俺が入るから――」

言いかけたお兄ちゃんに、

日向「ええっ、キャプテンが！？」

日向くんの声がカブる。


大地「ははは！ 大丈夫だよ！
攻撃力は田中の方が上だから！
でも手は抜かないからな〜！」


あれ…なんか、
田中さんがなんとも言えない表情…。


月島「あー、オホンッ」


と、そこに蛍くんの声。


月島「小さいのと田中さん、
どっち先に潰…抑えましょうかあ」


うわぁわ二人とも、
分かり易すぎるくらいに反応してる。


月島「あっそうそう。

――とくに、家来達に見放されて
一人ぼっちになっちゃった王様が見物ですよね」


『ちょっ、蛍くん！』

山口「聞こえてるんじゃ…？」


月島「聞こえるように言ってんだろうが。
冷静さを欠いてくれると有難いなあ」


絶句。


大地「月島良い性格の悪さしてるね〜」


お兄ちゃんですら苦笑。

と、そこに。


田中「ねえねえっ、今の聞いたあ？？
あ〜んな事言っちゃって。
月島クンてばもう、ホント、

擂り潰す！！！」


影山「『！？』」


なんだかなっていう内に…




3対3、

試合開始です！！

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