【HQ!!】烏野に入った可愛すぎる新マネージャーは澤村さんの妹だそうですよ

ep.30 ページ31

翌朝。


昨日よりも少しだけ酷くなっている気がする寒気を、
朝は寒いから、という理由で誤魔化して準備。


昨日の夜から楽しみでウズウズしてます。

なんといってもお兄ちゃんの試合…！

楽しみ！！



大地「ん、Aおはよ。
やけに楽しそうだな」

『おはようお兄ちゃん。いいでしょー？
お兄ちゃんのバレー姿が楽しみなの！』


そう返せばはいはい、と笑いながら言われることがわかってて。

でも今日は頭撫でてもらいました。
ぽんぽんって。


『えへへ』

大地「頭撫でたくらいで…」

『いいの、嬉しかったから！
ほらお兄ちゃん朝ごはん食べちゃって』


そう言ってお茶碗にご飯をよそってお兄ちゃんに渡す。自分も少しだけ。


そんな感じで朝の準備を全て終わらせる。
またお父さんとお母さんは
私たちが起きる前に仕事に行ってたんだろうな、
靴がないです。


大地「行くぞー？」

『うん！』


そして、ドアを閉める前に、家の中に向かって一言、「行ってきます」と呟くような囁くような小さな声で言う。

これはもう日課だけど、
いなくても朝、挨拶すると気持ちいい。


わくわくして少し熱くなった頬を
ひんやりとした冷気に預ける。


今日は1日、忙しくなりそうだけど、
がんばりますか！

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