式神、妖刀の使い手は男装陰陽師【ゲゲゲの鬼太郎】[再発]

電車の行き先はあの世！？ ページ40

そして、更に電車は進む

また、駅名を言うアナウンスが···

「次はァ···骨壷〜骨壷〜···」

「···(い、一体なんだって言うんだよ···!?)」

『思い出せ···お前の罪を償え···!!』

そんな声が聞こえる中、車掌に文句を言うべく運転室に向かうと···

そこには···
先程の店で自分が殴りラーメンをぶっ掛けた2人がいた

神凪「おや？
どうされましたか？」

鬼太郎「···まだ、分からないんですか？」

そう言った瞬間に運転室が閉まり鍵も掛かり開かなくなったかと思いきや扉が開き中から妖怪達が姿を見せる

そして、2人の後ろには蜘蛛のような男と蛇のような男に狐のような男が並んでいた

弥雲「お客さ〜ん？
どうされましたか〜？」ﾆﾔﾆﾔ

那落「そんなに脅えて···どうされましたかぁ〜？」ﾆﾔﾆﾔ

蠱雨「怖いんでしたら···そんな考えできないようにしますよォ〜？」ﾆﾔﾆﾔ

脅えて男はドアから身を乗り出してしまいそれを助ける木下

「木下···！
ぜ、絶対に手を離すなよ！」

そう声を掛けるものの···木下は顔が白骨化して腕の肉も無くなり骨の彼は静かに崩れ落ち
男は暗い暗い奈落の底へ落ちていってしまった

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」







「お客さん？
大丈夫ですか？」

そう声を掛けられて目を覚ますと
···奥多摩霊園に着いていた

「き、木下は!?
俺も一緒にいた···」

「？
いえ、ここには貴方だけしか倒れてませんでしたよ？」

「そ、そんなはずは無い！
木下は···そこに居る！」

指指した先は···崖だ

「木下はこの下にいる

1年前に···俺が突き落としたんだ

おーい、木下ァ!!
お化けはいたぞーーーーー!!」

崖の下には白骨化した木下の死体がそこにあった

そう···彼は1年前にお化けがいるかいないかの口論により突き落とされ死んでしまったのだ

成仏→←臨時電車の行き先

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す