式神、妖刀の使い手は男装陰陽師【ゲゲゲの鬼太郎】[再発]

小さな命の恩人 ページ20

「ビックリしましたよ
海岸で倒れてたんですから···」

神凪「いや〜、面目ない
実は買い物の途中で昨夜の雨で足を滑らせて···
綾ちゃんが見つけてくれなかったらお兄さんは死んでいたかもしれなかったよ
危ない所を本当にありがとう」

綾「えへへ♪
良かったね
お兄さん」

神凪「いや〜···
俺の大事なモノまでも···」

一反木綿···外で干されてるお陰でだいぶ乾いたろうな









ｼｭーｯ···ｼｭーｯ···

綾「お兄さんって裁縫が得意なんだね！」

神凪「ん？
お兄さんはね〜
大家族で住んでるからさ
こう言うのは慣れてるんだよ〜」

親戚が皆集まると服を破いてる輩が多いから今まで直してて自然に身についちまったものだがな···

一反木綿「あ〜、早う横丁に帰りたいばってん」

綾「タオルさんなんて"つまんなそうな顔"をしてるね？」

一反木綿「!?
どうして、分かったんと？
教えて教えて」

俺とか鬼太郎とかしか分からないと思ってたが···
やっぱ、分かる子には分かるんだな〜









神凪「何？
海で子供が行方不明？」

綾「うん、海で遊んでる子供が忽然と姿を消しちゃうんだって」

海で···子供が···ねぇ···

神凪「ん〜···
何やら、妖怪の類の仕業に思えるんだが···」

一反木綿「おいどんもそう思うと」

神凪「よし！
白烏にここの事を知らせて救援に来てもらおう！
鬼太郎が来るまで俺らでこの子を守ろう!!」

一反木綿「それ、名案!!」

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