秋色の君 T.N

LOVERS ページ31

「じゃーねー」









実彩子と2人で家へ向かう









実「結局つまらなかった。」









「明日が休みなだけいいじゃない」









実「髪染めに行こっかな。」









「実彩子もついに染めるのね」









実「人2は？」









「んー。迷い中。もう少したったらにするつもり。」









実「どうせ行くのがめんどくさいんでしょ」









「当たり！」









ふふっと笑って歩き続ける









夕焼けが私たちを照らして









影が異様に伸びていた









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実「おはよ。」









「髪明るくなったじゃん」









実「こんな日までテンション低いの〜？」









「似合ってる似合ってる」









実「はいはい。ありがと」









「もうね、なんも考えられないのよ」









実「なんで？」









「眠くて。」









実「そんなことかよ。早く行こ〜」









こうしてまた









何も変わらない









退屈な一日が始まる

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