秋色の君 T.N

LOVERS ページ13

「いいねここ。」







屋上で寝っ転がってふたりで話す









実「風すごい気持ちい」








他愛のない話をして盛り上がるのは









ふたりだけの時









「ねえ実彩子。」









実「ん？」









「私達って








いつから人の目を怖がるようになったんだろ」









実「中二の時じゃん？あの事件から。」









「そっから実彩子はずっと私の隣にいてくれてるよね」









実「人2にはなんでも話せる関係でいたい」








恥ずかしって笑う実彩子








「実彩子には本当に感謝してるよ」









実「お礼とか得意じゃないから」









「知ってる。」









実「永遠とかずっとって言葉好きじゃないけど」









実「今までもこれからもずっと人2のそばにいたいって思う」









「私はずっと実彩子のそばにいるよ」









実「なんか私達青春してるよね」









「うん！」









そう言って笑い合うこの時間が









私達にとって最高の青春なんだ

LOVERS→←LOVERS

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す