story46 ページ47
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((Kei side))
山田のやつ、きっとAちゃんに振られたんだってメンバー内では毎日、山田を気遣ったり色々。
楽屋に毎日来てた頃もギクシャクしてたし....やっぱりダメだったかぁ。
あんなに愛おしそうな瞳をする山田を見たのは初めてだったから、俺らメンバーも本気で応援してたんだけどなぁ....
涼介｢はい、できたよ｣
慧｢うまそ〜！いただきます！｣
涼介｢....｣
慧｢うまっっ！！山田天才かよ〜｣
涼介｢....よかった。｣
慧｢なぁ、山田、元気出せって。｣
涼介｢....元気だよ。大丈夫だから。｣
慧｢そお〜？最近暗い気がしてたけど、元気なら良かった。｣
涼介｢心配かけてごめん。｣
慧｢いや、そこはごめんじゃなくて｣
涼介｢心配してくれてありがとう。｣
慧｢そうそう。｣
やっぱりまだ前の山田に比べたら元気ないし、なんか心ここにあらずって感じだけど....まぁ無理もないか。
ご飯を食べた後はテレビみたりゲームしたり。
夜も更けてきて、そろそろ帰り時。
慧｢ねえーやっぱ泊めてよ〜｣
涼介｢だーめ。｣
慧｢えー、いいじゃん。1日だけ！、ね？｣
涼介｢はい、帰った帰った。｣
こうなったら強行突破だ！....と思って寝室のドアを開けてしまった。
涼介｢あ、ダメだって....！｣
慧｢え....ごめん。Aちゃんいたの知らなくて....｣
涼介｢....｣
慧｢....な、なんだよ〜最近暗いからてっきり振られたのかと思っちゃったじゃん〜｣
涼介｢.......｣
慧｢き、今日は帰るわ。Aちゃん寝てんのに騒いでごめんよ〜｣
気まずくなって足早に山田家を出た。
まぁ振られてなくて良かったけど....ますます山田が落ち込んでる原因がわかんねぇ....
メンバーと一緒に山田を励まそうと試行錯誤してきたけど....これは迷宮入りか....？
....またみんなに相談してみるか。
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2018年5月19日 18時
