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story35 ページ36




((your side))



涼介からのお誘いに乗って、ベランダで少し飲むことに。


A「改めて、誕生日おめでとう。」


カランとグラスがぶつかる音が心地良い。


A「星、綺麗だね」


涼介「ホントだ。....でもこういう時は“月が綺麗ですね”じゃないの?」


A「たしかに。たまにはこうやってゆっくりするのもいいね」


涼介「A、いつもありがとうね」


A「ううん、私は何も。」


抱き寄せられて、温もりを感じる。


もう5月だなんて、あと2ヵ月だなんて、思いたくない。

1秒でも長くこの愛を感じていたいと願った。


A「....っ」


突然、唇が触れた。


涼介「悲しそうな顔しない!」


A「ふふ、ありがとう」


そう言うと、涙が一粒、頬を伝った。


このまま時間が止まってくれたらいいのに。


もっと温もりを感じていたくて、涼介にギュッと抱きついた。


抱きしめ返してくれた。


涼介「A、ベッド行こっか」


私たちは深い夜に堕ちた。




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作者名:ぽぽ | 作成日時:2018年5月19日 18時

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