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((Ryoske side))
みんなが帰った後、疲れきったのか、寝ているA。
とても愛おしい反面、いずれ、永遠に眠ってしまうことが頭をよぎり、切なくなる。
そっと頭を撫でれば寝ているというのに嬉しそうに微笑むA。
その笑顔に、俺まで笑顔になる。
Aを起こさないようにそっと隣に並んで寝る。
いつまでもこんな幸せが続けばいいのに。
....なんて思ってみるけど、その度に残り時間を意識してしまう。
A「...涼介」
涼介「A...?」
寝言で俺の名前をよぶA。
可愛すぎる....!
それから俺もAの隣で寝ることにした。
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涼介「....A?」
気が付けば朝で、Aはいなかった。
リビングに向えば美味しそうな音と匂い。
A「あ、おはよ。」
涼介「....おはよ」
エプロンを着けて微笑むAが可愛すぎて思わず抱きしめる。
A「離してー」
涼介「ふふ、嫌だ」
A「ふふ、もう、朝ご飯作れないでしょ〜」
こんな会話でさえ幸せで溢れている。
A「よし、できた....!ほら、食べよ?」
え、俺に抱きしめられながら卵焼き焼けるAすごくない?
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2018年5月19日 18時