story41 ページ42
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((your side))
短い旅行だったけど、とても満喫できた。
一方涼介はというと....
涼介｢ねぇもう1泊しよ？帰りたくない〜｣
A｢ほら、帰ろ？午後からお仕事でしょ？｣
涼介｢....やだ....｣
A｢やだじゃないよ。たくさん楽しめたでしょ。｣
涼介｢楽しかったけど....じゃあ今日は楽屋まで着いてきてよ｣
A｢いいよ。じゃあ行こ？｣
久しぶりに一日中一緒にいたせいか涼介が甘えモードに。
電車でわずか数駅。もう新宿駅。
私も当然寂しいけど、仕事は仕方ない。
2人は沈黙でエレベーターの箱の中。
ちゅっと小さいキスをされる。
ふいにされたから唇が熱をもったまま、鼓動もはやいまま。
一言も話さないまま、エレベーターにはリップ音だけが響いた。
もっと一緒にいたい....そんな気持ちが大きくなったところで、楽屋の目の前に着いてしまった。
A｢....じゃあお仕事頑張ってね。｣
涼介｢待って｣
A｢わっ。｣
涼介｢行ってらっしゃいのぎゅー、ね。｣
楽屋の扉の前、帰ろうとした私の腕を引き、抱き寄せた涼介。
壁1枚隔てた向こうからはメンバーさんの声が聞こえる。
A｢ぎゅー。...じゃあ頑張ってね。｣
涼介｢おう。｣
涼介から離れるとあまあまモードから普段の涼介に戻っていた。
帰ろうとして踵を返したその時、
ｶﾞﾁｬ
慧｢聞こえてるんだけど。｣
ニヤニヤしながら伊野尾さんが顔を出す。
それに続いて他のメンバーさんも出てくる。
大貴｢全部聞いてたから安心しろ！｣
圭人｢山ちゃんデレデレだね｣
涼介｢あとで覚えておけよ....｣
A｢じゃあそろそろ帰るね。｣
恥ずかしくなった私はそそくさとエレベーターに乗り込んだ。
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2018年5月19日 18時
