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((your side))



「「おじゃましまーす!」」


涼介「あがってあがってー」


寝室に隠れて待つ私にメンバーさんの賑やかな声が聞こえてくる。

お茶とお菓子を出して、ひと段落したところで....


涼介「あのさ、今日は話があって呼んだんだけど....」


雄也「やっとこの日が....!」


大貴「遂に山田に初彼女か!?」


慧「ねー、その子可愛い?」


涼介「え....」


なんでバレてるの!?超能力者....なわけないけど


裕翔「みんな分かってたよ。彼女紹介してくれるんだろうなぁって。」


涼介「な、なんで....」


宏太「バレバレだよ」


光「何年一緒にいると思ってんだよ〜」


圭人「山ちゃんの考えてることはお見通しだよ!」


ガヤガヤと賑やかな声。
メンバーさん、本当に仲良いんだなぁ。

やり取りまでは聞こえないけど、みなさん、優しそうで良かった....


慧「ねぇー早く見たい!」


涼介「じゃあ、呼んでくるね」


緊張する....

____
____________


涼介「A、おいで。」


手を引かれてメンバーさんの前へ。


緊張で頭おかしくなりそう....


涼介「こちら、今お付き合いしてるA」


A「Aです、涼介さんとお付き合いさせていただいています。よろしくお願いします。」


大貴「堅い!堅い!もっとフレンドリーでいーよ!」


慧「めっちゃ可愛いね〜」


光「口説くなっ!!」


裕翔「やっぱり彼女ができたからか、最近やけに幸せそうだったよね。」


大貴「幸せオーラ全開だったもんな。」


メンバーさんに祝福されて、照れくさいのか赤くなっていく涼介。
耳まで真っ赤になった涼介をみると私までドキドキする。


涼介「も、もう恥ずかしいから....!」


光「涼介、ずっと彼女なんかいらないとか言ってたのに、好きな人ができると一途なんだねぇ」


圭人「ステキな人に出逢えて良かったね」


裕翔「山ちゃんの初めての彼女さんがステキな人で良かったぁ」


涼介「も、もうご飯食べよ!!」


私の手を引いてキッチンへ向かう涼介の後ろ姿にかけられる言葉。
照れる涼介に突然手をとられた私も照れる。


慧「山田、真っ赤〜」


大貴「ひゅーひゅー!」


A「ふふ、メンバーさん、喜んでくれて良かったね。」


涼介「アイツら、冷やかしすぎ....///」


涼介に、今まで彼女がいなかったことに驚いたけど、少し嬉しかった。


でも、ふと思う。

こんな日常はもうすぐ終わってしまうんだって____


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作者名:ぽぽ | 作成日時:2018年5月19日 18時

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