story11 ページ12
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((your side))
「「おじゃましまーす!」」
涼介「あがってあがってー」
寝室に隠れて待つ私にメンバーさんの賑やかな声が聞こえてくる。
お茶とお菓子を出して、ひと段落したところで....
涼介「あのさ、今日は話があって呼んだんだけど....」
雄也「やっとこの日が....!」
大貴「遂に山田に初彼女か!?」
慧「ねー、その子可愛い?」
涼介「え....」
なんでバレてるの!?超能力者....なわけないけど
裕翔「みんな分かってたよ。彼女紹介してくれるんだろうなぁって。」
涼介「な、なんで....」
宏太「バレバレだよ」
光「何年一緒にいると思ってんだよ〜」
圭人「山ちゃんの考えてることはお見通しだよ!」
ガヤガヤと賑やかな声。
メンバーさん、本当に仲良いんだなぁ。
やり取りまでは聞こえないけど、みなさん、優しそうで良かった....
慧「ねぇー早く見たい!」
涼介「じゃあ、呼んでくるね」
緊張する....
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涼介「A、おいで。」
手を引かれてメンバーさんの前へ。
緊張で頭おかしくなりそう....
涼介「こちら、今お付き合いしてるA」
A「Aです、涼介さんとお付き合いさせていただいています。よろしくお願いします。」
大貴「堅い!堅い!もっとフレンドリーでいーよ!」
慧「めっちゃ可愛いね〜」
光「口説くなっ!!」
裕翔「やっぱり彼女ができたからか、最近やけに幸せそうだったよね。」
大貴「幸せオーラ全開だったもんな。」
メンバーさんに祝福されて、照れくさいのか赤くなっていく涼介。
耳まで真っ赤になった涼介をみると私までドキドキする。
涼介「も、もう恥ずかしいから....!」
光「涼介、ずっと彼女なんかいらないとか言ってたのに、好きな人ができると一途なんだねぇ」
圭人「ステキな人に出逢えて良かったね」
裕翔「山ちゃんの初めての彼女さんがステキな人で良かったぁ」
涼介「も、もうご飯食べよ!!」
私の手を引いてキッチンへ向かう涼介の後ろ姿にかけられる言葉。
照れる涼介に突然手をとられた私も照れる。
慧「山田、真っ赤〜」
大貴「ひゅーひゅー!」
A「ふふ、メンバーさん、喜んでくれて良かったね。」
涼介「アイツら、冷やかしすぎ....///」
涼介に、今まで彼女がいなかったことに驚いたけど、少し嬉しかった。
でも、ふと思う。
こんな日常はもうすぐ終わってしまうんだって____
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2018年5月19日 18時