#13 カルマの時間 ページ15
「おはよ...って、何やってんの」
「え?...あはっ、成瀬さんおはよー!
先ずはあのタコの心から殺してやろう、って思ってさ〜」
いや、うん。
君のことだからそういう考えになるとは思っていたけどさ...
「〜♪」
そんな鼻歌交じりでやること...?
「はい、おっしまい♪
嗚呼...反応が楽しみだなぁ」
「うん。私含むE組生徒数人が引いただろうけど
楽しそうで何よりだよ。」
そう言って机が並べてある方に目線を向けると、
案の定皆が引き攣った笑みを浮かべていた。
しかし業はそんな皆には目もくれず、足取り軽く席へつく。
「にしても、昨日のチョコジェラート。
なっかなか美味しかったなぁ...」
正直私はフルーツ系のジェラートが好きなのだが
あれも結構美味しかった。
「嗚呼、残りのチョコくすねたの成瀬さんか。
折角帰りに職員室寄ったのに」
「私の好きなイチゴ味食べた赤羽君が言うことじゃないね」
「「「(いや、くすねてる時点で同罪だよ)」」」
そうやって他愛もない雑談をしていたが、
皆の声に紛れて微かなヌルヌル音が聞こえる。
「嗚呼、殺せんせーが来たよ」
「おはようございます」
「.....」
あ、殺せんせー...まだ気づいてない?
「...ん?どうしましたか皆さ」
皆さん、までは流石に言い切れないのか。でも隙多すぎ...
最悪今の私なら本気の不意打ちとトリック殺せるかな?
...殺さないけど。
「あっ、ごっめーん!殺せんせーと間違えて殺しちゃったぁ」
「捨てとくから持ってきてよ」
わぁ。煽りが凄い。(笑)が言葉の裏に見え隠れしてる。
殺せんせーがドリル触手を使い始めた。
嗚呼、此処からは1周目で見たことがある。
「見せてあげましょう業君、このドリル触手の威力と
自衛隊から奪っておいたミサイルの火力を」
「.....先生は暗殺者を消して無事では返さない」
ん〜...こんなかっこいいこと言ってるけど
たこ焼き作ってるだけだよねぇ。
「!!...あっつ!」
「その顔色では朝食を食べていないでしょう、
マッハでたこ焼きを作りました」
「これを食べれば健康優良児に近づけますね」
「.....」
「先生はね、業君。手入れをするのです
錆びて鈍った暗殺者の刃を」
「今日一日本気で殺しに来るがいい、
そのたびに先生は君を手入れする」
「放課後までに君の心と体をピカピカに磨いてあげよう」
ﾊﾞﾝ!
「ﾆｭﾔｯ!...成瀬さん、普通今のタイミングで撃ちますか?」
「いや、隙だらけなんだから不意打ちしたくもなるでしょ」
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いろは(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！(成瀬ちゃんの性格の悪さ故言っていいか微妙なんですが)現在ストックを製作中の為、もう暫くお待ちくださいませ！コメントありがとうございました！ (2021年8月1日 19時) (
レス) id: 3cc51d5c57 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - コチニール色素なんて恐ろしいもの使いますね笑笑更新頑張ってください！ (2021年7月27日 4時) (レス) id: be2c14dba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2021年3月14日 11時
