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Aside
そのあと、帰り道。
ユーリはクッキーたべたあとすぐ練習にもどっちゃって、あんまり話せなかった。
だから帰りくらいはおしゃべりしたいなぁなんて思ってたんだけど…
ユーリ｢(ﾑｽｯ)｣
なんか休憩のときからずっとﾑｽｯとしてます。
…。
私は意を決して(？)おこユーリに話しかけてみる。
A｢ユーリ｣
ユーリ｢なに｣
A｢なんで今日そんなに不機嫌なの｣
ユーリ｢…別に何もないけど｣
A｢うそ｣
ユーリ｢嘘じゃねぇよ｣
A｢じゃあなんであんまり口聞いてくれないの｣
ユーリ｢自分で考えたら｣
A｢わかんないもん｣
ユーリのこと、解らないんだよ。
私達の間に沈黙がおとずれた。
＿＿＿＿＿＿＿＿
ユーリside
あーあ。
｢自分で考えれば｣とか何言ってんだ俺…
自分でも分かってない、なんでイライラしてるのか。
それをいくら幼馴染みとはいえ他人にわかれというのは無理がある。
Aが｢解らない｣といってから、2人とも黙ったままだ。進展がない。この空気感を壊していつもの様に接したい。
でもそれが出来ないのは、俺がよく分からない意地を張っているからだ。
A｢…ねぇ｣
ユーリ｢なに｣
A｢自分で考えろってことは、私がなにかしたってこと？｣
ユーリ｢…違う｣
A｢じゃあ…私のこと、き､嫌いになった．．．?｣
消え入りそうな声。
横を向くと、Aが震えて立っていた。
下を向いてるから表情は分からない。
だけど分かるのは、こいつ泣きそう。
嫌いって言葉を言うのに躊躇したのは、そうじゃないって思いたいからだろう。
勿論、嫌いになどなっていない。
まぁ確かに、俺がAの前でも不機嫌だったのは久しぶりかもしれない。
いつもはAといるときはあまり不機嫌にならないし、喧嘩してもその後は何も無かったように接するのが俺たちの当たり前になっていた。
それだけ仲が良かった、といってもまぁ過言ではない。
それなのに、いやだからこそ、Aは不機嫌な様子の俺を見て嫌いになったのではと思ったのか。
ユーリ｢そんな訳｣
A｢もう大丈夫だよ、ユーリ優しいの知ってるもん、だから…っ｣
2度目の、沈黙。
ユーリ｢なに、お前俺のこと嫌いになった？｣
違う、そういうこと言いたいんじゃない。
ユーリ｢だから俺が嫌いっておもってたならー、みたいな？｣
はは、と笑いが漏れた。違う。
思っても無いことが口に出る。
その途端、Aはどこかへ駆け出した。
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ひとみ(プロフ) - ゆりおのデレ.バーカ可愛いすぎる！ (2017年1月21日 23時) (
レス) id: 90430f6053 (このIDを非表示/違反報告)
食器 - やばい、次の話しが読みたい、、、ユーリ可愛すぎ(∋_∈) (2017年1月12日 13時) (レス) id: 247e3e9ca2 (このIDを非表示/違反報告)
翠乃 彩(プロフ) - はくまいさん» コメントありがとうございます…！ユリオ可愛いですよね…(*´ｰ｀) (2017年1月10日 22時) (レス) id: 40bb7c818b (このIDを非表示/違反報告)
はくまい - ゆりおのデレ.....かわいすぎるっ！！ (2017年1月10日 2時) (レス) id: 76dedc1770 (このIDを非表示/違反報告)
翠乃 彩(プロフ) - 海月さん» 気づきませんでした…すみません！教えていただきありがとうございます！ (2017年1月6日 16時) (レス) id: 40bb7c818b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠乃彩 | 作成日時：2017年1月5日 22時
