異界の東京で生きる【東京放課後サモナーズ】 (ページ19)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:4,354 hit

元に戻った東京ページ19

優想「にしても···皆、何事も無かったかのように歩いてるな」

やっぱり、アプリを切ったからか？

「さぁ、貴様らの携帯を渡せ」

優想「···嫌だって言ったら？」

「先程のような事件を起こした者達にはそれは過ぎたるもの···
さっさと渡せ」

優想「···嫌だね」

「なんだと!?」

優想「さっきの現象が起きたとしたら俺らの責任なのは間違いないだろうな
だがな···これだけは渡さねぇよ！
またあの状況が起きたらどうするかなんて決まってらぁ···何度だって打ち消す!!
それなら持ってても文句ねぇだろ!?」

「···貴様···「俺からもお願いします!!」っ···!?」

シロウ···

シロウ「俺らのせいでさっきの現象が起きたのは分かっています···
でも···それを教訓にチャンスを下さい!!」

「貴様らの言葉を信じるほど俺は···」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ!!

「······新宿副都心の夜明け、人目があり過ぎるな
それに···また、別の事件が起きたようだ
今日の所は引いてやる
だが一つ忠告しておく愚か者共」

優想「···」

「その力、よからぬ事に使うなら俺は貴様らの命を断つ事に躊躇はない」

優想「···肝に銘じておく」

ｽﾀｽﾀｽﾀ···

シロウ「怖、怖かったぁ!!
アレが殺気っていうのかな？
初めて感じたよ···」

優想「大丈夫か？
まぁ、アイツは何となくだけどさ···心配してくれてたんだと思うぞ？」

シロウ「で、でも···あんな殺気出して忠告するから···」

優想「危険な物って意外と自分らじゃ分からないからアイツなりの対処だと思うぞ？」

シロウ「そうかな···？
···初めて遅くまで外出した···」

優想「それじゃ、俺と初めての朝帰りだな♪」ﾆﾔｯ

シロウ「うん···///」

優想「んじゃ、帰ろうぜ
俺らの仲間の所に♪」ﾆｯ

シロウ「あぁ···！」