優しく悲しい目の人 ページ8
{乱太郎side}
あの人···大丈夫かな?
昨夜、部屋を抜け出したって言ってたけど···
「よっ」
乱太郎「あ···」
あの人···動けるようになったんだ
「お前が俺を見つけてくれたんだろ?」
乱太郎「はい···怪我は···?」
「あぁ、だいぶ良いよ
坊主のお陰で俺は生きてんだ
ありがとな···」ナデナデ
優しくって細い指が髪を掻き分けながら撫でられる
でも···
なんでそんな悲しい目を···?
乱太郎「あ、あの!」
「ん?」
乱太郎「も、もし···何か辛い事とかあったら話してください!」
「···」
赤黒色その瞳が私を見つめながら優しい目に変わって微笑んだ
「あぁ···そうするよ
ありがとな坊主」
乱太郎「あの···私は···「乱太郎だろ?」どうして名前を···?」
「長次から聞いたからな」
中在家先輩に···?
「ついでに教えておく
俺の名前は···星海だ」
星海···
名前を言って星海さんは医務室に戻って行った
乱太郎「綺麗な人だなぁ···」
あの時は顔が隠れてたから素顔まで知らなかった···
男の人なのに···色気が凄い···
あれが大人の魅力かな···?
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