鬼神と呼ばれた最強は忍たま達の兄貴分になりました【忍たま】

組手の最中 ページ30

ﾊﾞｯ！
ｼｭﾊﾞｯ!!

星海「小平太、踏み込みを弱めろ
次の攻撃でやられちまうからな」

小平太「分かった！」

ﾊﾞｯ！

星海「仙蔵、敵の判断よりも自分の判断をなるべく優先にしろ
敵の行動が来る前に出る」

仙蔵「分かった」

星海「留三郎は突っ走り過ぎだ
敵に正面突破じゃなく不意をついて攻撃するべし」

留三郎「分かった」

星海「文次郎も留三郎と同じで先走り過ぎだ
なるべく敵を引き付けて槍を使え」

文次郎「お、おう！」

星海「長次は敵に情けをかけるな
大事な奴を守ると思ってやれ」

長次「もそ···」

星海「伊作は仲間と敵の手当をし過ぎだ
学園を卒業したら出来なくなるからな」

伊作「う、うん
気をつけるよ」

ﾊﾞｯ！

星海「んじゃ、今日の訓練はここまでな」

文次郎「はぁ···はぁ···なんでお前は汗一つかいてないんだ？」

仙蔵「我々を同時に相手をしておきながら動きに一つの乱れもない」

小平太「私はまだまだだ！」

星海「鍛え方が違うんだよ
俺はなぁ大岩を背負って走り込んだり腕立てに腹筋をしてんだよ
お前らに出来るか？」

『出来るかぁーーーーーーー!!』

星海「要はそういう事だよ
格が違う
俺と同じ訓練すれば俺に近付くかもな」

伊作「あ、星海
この薬草···」

ﾎﾞｽｯ！

伊作「おわぉ!?」

星海「伊作!?」

ｶﾞｼｯ！

ﾄﾞｻｯ!!

留三郎「伊作!!
星海!!
大丈夫か!?」

星海「痛ててててててててて···
俺は平気だァ
伊作は？」

伊作「へ、平気···」

ﾑﾆｭｯ

あ、ヤベッ
落ちた拍子にサラシがズレたか···

伊作「へ？
何、この柔らかいの···」

ﾊﾞｯ！

星海「ほら、外だぞ」

さっさと離れとくか

星海「んじゃな」

留三郎「大丈夫か？
伊作」

伊作「う、うん···(さっきの柔らかいのなんだったんだろう···？)」

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