良牙＆九能帯刀×笛口雛実【らんま1/2×東京喰種】[ミリア様リクエスト] ページ49
夕陽が沈む中
薄暗い教室で雛実は九能先輩に迫られていた
雛実「く、九能先輩···」
九能「雛実君、君は自分の血の事を分かっているのかね？」
雛実「···！」
九能は雛実に近付き抱き寄せる
九能「恥ずかしがる事は無い
ただ、僕に身を委ねればいい···」
そう言うと九能は雛実の首筋に顔を近付ける
ﾊﾞｷｯ!!
すると九能が誰かに殴られて壁にぶつかると殴った相手が姿を見せた
良牙「彼女に何する気なんだ！」
雛実を抱き寄せた人は自分の兄と仲の良かった良牙だった
雛実「良牙君···」
良牙「あんまり、アイツには近づいちゃダメだ」
九能「貴様、この九能帯刀を愚弄する気が!!」
良牙「ホントの事を言ったまでだ」
2人の目から火花が散った
雛実「ふ、2人共喧嘩は···！」
九能「雛実君···君の血を僕に···」
良牙「止めんか！」ｹﾞｼｯ！
蹴り上げるも九能はそれを躱し
雛実は抱き締め首筋に牙を埋めた
雛実「あっ···!!」
ｼﾞｭﾙｼﾞｭﾙｯ···
血を吸う音が響く
雛実は急な事に身体が追いつけず
九能を押すも力が入らない
良牙「雛実!!」
良牙は九能から雛実を引き剥がすと首筋から血が少し溢れた
その血の匂いで良牙は喉を鳴らした
でも、良牙はそんな事をしたくないと目を逸らす
雛実を抱え他の教室にへと隠れる
雛実「良牙···君···」
良牙「安心しろ···お前の血を吸ったりは···」
雛実は良牙の首に手を回し自分の首にへと顔を近付けさせた
良牙「雛···実···？」
雛実「いいんだよ···
吸っても···良牙になら良いの···」
そう微笑み掛けた
その言葉を聞くと良牙は瞳を紅く光らせ首筋にへと牙を埋めた
この時だけ雛実は良牙のモノだ···
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