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観客席からは、ぱるるさんへ沢山の声援と愛が。
ぱるるさんのファンが想いを叫んでいた。
『でも今日。皆さんのおかげでここに立つことができて、初めて期待に応えられた気がします。私なんかを必要としてくれる人が沢山いるんだ。そう思うことができました』
「『なんか』じゃないよー！」
「愛してるぞぱるるー！！」
『選抜に選ばれたからには、これからのAKB0048の支えに、力に。少しでも私がなれたらいいなと思っています。これからも00の一員として、私らしく輝いていきたいです。応援のほど、よろしくお願いします』
何度も俯いたけれど、ぱるるさんは最後まで涙を見せなかった。スピーチが終わっても過剰に笑顔になることもなかったけれど。でも、これがぱるるさんだ。常にありのままの自分で、正直な人。
ぱるるさんは、たしかともちんさんと同期だったっけ。13代目あっちゃんが消えた年に加入したメンバー。元73期の中では最年長で、襲名は最も遅かったはず。
もう一度大きな拍手を送る。選抜メンバー入りを一番乗りしたのはぱるるさん。彼女を見送ったらまた緊張が戻ってくる。休む間もなく次の発表に移るみたい。トクサンが二通目の封を切った。
『第13位！ 獲得票数、10万7966票！』
すご。票差3桁だ。過去のAKBならまだしも、00の総選挙では珍しい。記憶力が良いのも即座に計算するのも仕方ない。癖みたいなもの。ちなみにこの間一秒。
だが、次の瞬間。辺りはざわめく。当事者かもしれないメンバーは互いの顔を見やる。佐江さんも、驚き顔で
『第76期研究生！』
「「「………え？」」」
『鰐淵恵！』 (♪チャンスの順番 頭から
私のすぐ右斜め前。呼ばれると同時に、彼女に白い光が落とされる。つい最近ライブに参加したばかりの76期生が、速報せずとも選抜。襲名ならまだしも研究生からなんて。
「なりたい」「入ってますように」と希望はあれど、現実に起こるまでは誰も予想できなかった。チャンスの順番、今度は恵さんの番らしい。長く苦しい日々を過ごした貴方の輝く日は、すぐそこまで来ていた。
客席に礼をする恵さん。目元は既に濡れている。溢れる涙を拭いながらゆっくりとステージへ。早くも「めぐ〜み！」と、彼女を求める声があがっている。
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♪チャンスの順番
じゃんけん大会で優勝した内田眞由美の初センター曲だが、00では76期生が勝ち取ったので採用
444# 誰にもチャンスはある→←442# プレッシャーの分だけ、本気なんだ
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東雲れーた(プロフ) - たるそらさん» めちゃくちゃ楽しんでいただいているようでこちらも嬉しいです。9位の理由は後にご説明しますのでお楽しみに。るーりんを愛してくれること、そして当作品を読んでいただくこと。ふたつともありがとうございます。続編(はもう少しお待ちを)もよろしくお願いします。 (7月12日 13時) (
レス) @page50 id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
たるそら(プロフ) - どわああああるーりん9位！メディア選抜入れたのは嬉しいけど悔しいいいい！！！普通にるーりんの1ファンとして見てます！これからも応援しています！ (7月12日 0時) (レス) @page50 id: c2abce8c95 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - オノマトペさん» お返事に時間を要しましたが、今後の更新においてめちゃくちゃ励みになりました。ありがとうございます！ 私は私の書きたいものを書いているだけですが、楽しんでいただけているようで何よりです。これからもるーりんの成長諸々を見守っていただけたら幸いです。 (6月23日 19時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
オノマトペ(プロフ) - るーりんを通してあの頃の00を見てた時のワクワクが感じられて本当に楽しいです。気長にお待ちしていますので、無理しない範囲で更新してくだされば嬉しいです。応援しています！ (6月20日 19時) (レス) id: 1db5f71093 (このIDを非表示/違反報告)
オノマトペ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。1人のキャラクターの物語として、原作にもしるーりんが居たら。という展開とそこに至るるーりんの影響力に説得力があり、ひっかからずに読み進められました。 (6月20日 19時) (レス) @page11 id: 1db5f71093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2023年6月16日 19時
