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ライブの後、私たちはスタンバイ席へ再入場した。
もう……本当に始まるんだ。落ち着くために歩きながら深呼吸。私はメンバーの椅子としては最後列。後ろの観客席から見て右から三番目に腰を下ろした。通路を挟んで左側には智恵理が座っている。
『いよいよ始まりました。0048年度、選抜総選挙』
司会の席には男女のアナウンサーが二人。そのうちのひとりは第3代目
挨拶を済ませたら客席……背後から歓声が上がる。あー、こうなるとやっぱり緊張してきた。振り返らずとも分かる。背中にファンの人の視線が刺さる。
「智恵理と凪沙、どっちが上だろう」
「はぁ？ 速報見てないのかよ。今、智恵理と勝負になるのは凪沙よりAだろー」
「ゆうことたかみなのトップ争いも気になるよね」
膝の上で両手の指を絡ませる。なんか落ち着かないし。自分の名前が聞こえるのは、それだけ注目されているということ。今日まで努力してきたのはみんな同じ。私だけじゃない。だから……落ちてもいい・負けてもいい、そうとは思わないけど。選抜に確実に入れる自信も保障もない。
ライブ前より落ち着かないわコレ。態度には出さずとも内心は結構ソワソワ。そんな中、司会と反対側からアタッシュケースを持った人が来る。持ち手は手錠で繋がれ、その人の前後にもガードマンのような格好をした人が。計三人。
あの厳重な扱いは、不正防止のため。トクサンが鍵を取り、アタッシュケースを開ける。選抜の枠と同数の白い封筒を手に取った。
『さあ、0048年度新シングル選抜総選挙。選び抜かれた14名がまもなく発表です！』
『では、発表にまいります』
トクサンがマイクを置き、赤いリボンのついた金色のハサミを掴む。表に14位と表記された封筒の口を切っていく。中には、メンバーの名前が書いた紙が入っているんだろう。それを見ながら、またマイクを手に取る。
『発表します』
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■選抜総選挙について
・アニメで各メンバーが獲得した票数はそのままです
……が、順位が異なるメンバーはいます。本当に大事なのは順位ではなく「獲得票数」だと思ったからです
・11〜14位が創作部分のため、序盤はアニメ描写少
順位はすごい悩みました。人の数だけ人生があります。楽しんでいただけたら幸いです
442# プレッシャーの分だけ、本気なんだ→←440 :♪夢は何度も生まれ変わる
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東雲れーた(プロフ) - たるそらさん» めちゃくちゃ楽しんでいただいているようでこちらも嬉しいです。9位の理由は後にご説明しますのでお楽しみに。るーりんを愛してくれること、そして当作品を読んでいただくこと。ふたつともありがとうございます。続編(はもう少しお待ちを)もよろしくお願いします。 (7月12日 13時) (
レス) @page50 id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
たるそら(プロフ) - どわああああるーりん9位！メディア選抜入れたのは嬉しいけど悔しいいいい！！！普通にるーりんの1ファンとして見てます！これからも応援しています！ (7月12日 0時) (レス) @page50 id: c2abce8c95 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - オノマトペさん» お返事に時間を要しましたが、今後の更新においてめちゃくちゃ励みになりました。ありがとうございます！ 私は私の書きたいものを書いているだけですが、楽しんでいただけているようで何よりです。これからもるーりんの成長諸々を見守っていただけたら幸いです。 (6月23日 19時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
オノマトペ(プロフ) - るーりんを通してあの頃の00を見てた時のワクワクが感じられて本当に楽しいです。気長にお待ちしていますので、無理しない範囲で更新してくだされば嬉しいです。応援しています！ (6月20日 19時) (レス) id: 1db5f71093 (このIDを非表示/違反報告)
オノマトペ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。1人のキャラクターの物語として、原作にもしるーりんが居たら。という展開とそこに至るるーりんの影響力に説得力があり、ひっかからずに読み進められました。 (6月20日 19時) (レス) @page11 id: 1db5f71093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2023年6月16日 19時
