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そうだよね、と友歌に同意。最初は総選挙と言われてビビったけれど、別に14位以内に入っていないなら関係ない。速報入りしていないことには落ち込むがプレッシャーを感じることもなくなった。逆に気楽だ、と。真琴は言う。
そこへ「わからないですわよ」と、先輩の声がふってくる。振り返るとジャージに着替えた美森がいた。
タオルの両端を後ろで持って、ストレッチをしながら。その顔や首筋には朝で休みだというのにもう汗で濡れている。
「総選挙は、誰にも平等にチャンスが与えられていますわぁ」
夢は汗の中に、芽を出してずっと待っている。美森は今度はタオルをマイクのように持つと『初日』のワンフレーズをアカペラで歌った。
昨夜話したことと、目の前の歌詞。凪沙は美森を見てリンクする。ハッとしたところで「美森さん！」と、美森の後ろから呼ぶ声が。そこにはまたもレッスン着の76期。数名がいる。
「あらぁ、メグ。どうかした？」
「A知りませんか？ 今朝のランニングの後から姿が見えなくて。あの子のことだから今日ばかりは外出しないで練習するかと思ったのに、連絡しても返ってこなくて」
「そうなの……。悪いけど、わたくしも見てないですわ」
「あの……」
美森と恵が話しているところに、割って入ったのは鈴子。Aさんなら朝早くに出かけて行きました。そう伝えると、恵は「えっ……そうなんだ。ありがとう」と言い、同期の面々と行ってしまう。
美森も「彼方と自主練してくる」と部屋を後にした。先輩研究生が休日もレッスン室に行く姿を見て、友歌は「やっぱり私も練習しよ！」と立ち上がる。織音と凪沙も頷いた。
楚方も選抜に入る、と真琴をずるずる引きずる。やっと着替えに行くらしい。その様子を見て、凪沙はクスリ。
「よーし！ 智恵理も呼んでこないと、」
「智恵理さんなら……Aさんと一緒に、出かけていきましたよ」
休日で、目覚ましをかけないで起床するゆっくりペース。昨日の握手会で疲れているだろうと思い、凪沙も起こそうとはしなかった。朝に弱いはずの智恵理がもういないなんて。
どこに行ったんだろうと思う。Aも、誰かと一緒に外出なんて珍しい。凪沙はそんなことを思ってから鈴子とともに自室へ着替えに行った。
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東雲れーた(プロフ) - たるそらさん» めちゃくちゃ楽しんでいただいているようでこちらも嬉しいです。9位の理由は後にご説明しますのでお楽しみに。るーりんを愛してくれること、そして当作品を読んでいただくこと。ふたつともありがとうございます。続編(はもう少しお待ちを)もよろしくお願いします。 (7月12日 13時) (
レス) @page50 id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
たるそら(プロフ) - どわああああるーりん9位！メディア選抜入れたのは嬉しいけど悔しいいいい！！！普通にるーりんの1ファンとして見てます！これからも応援しています！ (7月12日 0時) (レス) @page50 id: c2abce8c95 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - オノマトペさん» お返事に時間を要しましたが、今後の更新においてめちゃくちゃ励みになりました。ありがとうございます！ 私は私の書きたいものを書いているだけですが、楽しんでいただけているようで何よりです。これからもるーりんの成長諸々を見守っていただけたら幸いです。 (6月23日 19時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
オノマトペ(プロフ) - るーりんを通してあの頃の00を見てた時のワクワクが感じられて本当に楽しいです。気長にお待ちしていますので、無理しない範囲で更新してくだされば嬉しいです。応援しています！ (6月20日 19時) (レス) id: 1db5f71093 (このIDを非表示/違反報告)
オノマトペ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。1人のキャラクターの物語として、原作にもしるーりんが居たら。という展開とそこに至るるーりんの影響力に説得力があり、ひっかからずに読み進められました。 (6月20日 19時) (レス) @page11 id: 1db5f71093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2023年6月16日 19時
