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夜も遅く。総選挙の開票がすぐ目の前まで迫っている。興奮して眠れないと言う優子のように、自分の想いと向き合うメンバーが多くいた。
その頃、ツバサは劇場の地下に。巫女姿で、先聖センセイの元を訪ねる。
「先聖。総選挙に向けて、
藍花星公演。そのライブ中、研究生たちはセンターノヴァ現象を起こす。ツバサは総選挙を足がかりにメンバーを競わせることで、ギリギリまで先代あっちゃんの輝きのレベルまで近づけることを狙っていた。
それだけが、センターノヴァ消失の謎を解く手がかり。更には……消えてしまったセンターノヴァたちを救う唯一の方法かもしれない。そう考えてのこと。だけど……
「これで本当によかったのでしょうか……」
ツバサの問いに、返る声はない。
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鈴子とAは眠りにつき、凪沙が部屋を出ていった後。智恵理は布団を足元まで剥ぐ。まだ寝ていなかったらしい。右手には彼女の携帯。液晶には『メール送信済』の文字が並んでいる。誰かにメッセージを送ったらしい。
キララが飛びまわるのには構わない。智恵理は体を横にしたまま真っ直ぐ上を見ていた。……ものの数分でブー、ブーと通知音。スリープした携帯がまた明るくなる。
並ぶのは二文字だけ。
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一夜明けて、選抜総選挙開票イベント前日。今日は休養日である。織音が寮のリビングに来たときには殆どの77期生がいた。凪沙に鈴子、友歌、楚方、真琴。智恵理とAだけがいない。
ソファには、まだ寝巻き姿のまま眠気まなこでクッションを抱きしめているメンバーも。織音は驚いて声を上げる。
「えっ！？ 真琴、まだパジャマなの？」
「いっつもせっかくの休日が自主練になっちゃうからさぁ……。今回こそはずうっと寝る！ ひたすら寝るのぉ〜んお〜ん」
真琴は隣に座っていた楚方の膝に頭を乗せる。「そなたも〜！」と、ピンクの猫パジャマ姿の楚方は、そんな真琴と枕を抱きしめるように上からぎゅーっと押さえつける。息できてる？ それ。
今日は寝る、ではなく。今日は一日ネコるらしい。
「総選挙前日なのに、こんなゆっくりしちゃっていいのかなぁ」
「私たちには関係ないじゃん。速報入ってないんだしさ」
凪沙と友歌が言った後、真琴は体を起こして楚方を剥がした。
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東雲れーた(プロフ) - たるそらさん» めちゃくちゃ楽しんでいただいているようでこちらも嬉しいです。9位の理由は後にご説明しますのでお楽しみに。るーりんを愛してくれること、そして当作品を読んでいただくこと。ふたつともありがとうございます。続編(はもう少しお待ちを)もよろしくお願いします。 (7月12日 13時) (
レス) @page50 id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
たるそら(プロフ) - どわああああるーりん9位！メディア選抜入れたのは嬉しいけど悔しいいいい！！！普通にるーりんの1ファンとして見てます！これからも応援しています！ (7月12日 0時) (レス) @page50 id: c2abce8c95 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - オノマトペさん» お返事に時間を要しましたが、今後の更新においてめちゃくちゃ励みになりました。ありがとうございます！ 私は私の書きたいものを書いているだけですが、楽しんでいただけているようで何よりです。これからもるーりんの成長諸々を見守っていただけたら幸いです。 (6月23日 19時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
オノマトペ(プロフ) - るーりんを通してあの頃の00を見てた時のワクワクが感じられて本当に楽しいです。気長にお待ちしていますので、無理しない範囲で更新してくだされば嬉しいです。応援しています！ (6月20日 19時) (レス) id: 1db5f71093 (このIDを非表示/違反報告)
オノマトペ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。1人のキャラクターの物語として、原作にもしるーりんが居たら。という展開とそこに至るるーりんの影響力に説得力があり、ひっかからずに読み進められました。 (6月20日 19時) (レス) @page11 id: 1db5f71093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2023年6月16日 19時
