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選抜お披露目公演から一夜。最中に倒れてしまった美森さんは医務室へ運ばれるも、間もなくして病院へ搬送された、と。公演後に牛山先生から連絡があった。
それから、連絡は特にない。目が覚めたのかどうかもわからない。美森さんの携帯は寮の部屋に。メンバーが連絡する手段さえ断たれていたから。
だけど。美森さんがいなくても、陽はまた昇る。明日がやってくる。選抜総選挙後のお仕事もだいぶ落ち着き、今日はチーム研究生でのダンスレッスンからスタート。電車移動、なんだか久しぶり。
着替えて劇場のレッスン室へ行くと、まだ誰もいなかった。今日の担当は…………牛山先生か。閉めたはずの扉が開くような音がしたからみんなで振り向く。入ってきたのは先生ではなくみぃちゃんだった。
「あっ、チャンなぎ！」
「？」
彼女は凪沙を見つけると声を上げた。トーンがいつもより高い気がする。機嫌が良さそう。みぃちゃんは、私たちの方に歩いてきたらモニターをピピピと操作。昨日の公演の映像を出した。丁度、凪沙があの宣言をしたところを再生する。
ほんと驚いたよ〜。本番中にいきなりセンターノヴァを目指す宣言なんて。凪沙は、憧れている優子さんにしっかり近づいている。そういうところまで似なくていいのに。
「いいねいいね〜！ チャンなぎ、ステージ上でのライバル宣言！」
「うううう……」
「凄いこと言ったよね、凪沙」
「うん……ビックリした」
友歌と織音に見つめられ、また本人も改めて昨日の自分をその目で見て。凪沙は恥ずかしそうに頬を赤くした。頭を抱えて悶えている。あのときは無我夢中だったらしい。
え、本気じゃなかったの？ みぃちゃんが、私が思ったことを代弁してくれた。すると凪沙はハッと顔を上げ、先程までの様子は何処へやら。「本気です！」と答えていた。そして、後ろにいた智恵理にも。目を見てもう一度伝える。
「凪沙ってあんなこという子だったんだ。意外」
「ですよね。私も知りませんでした」
「ええ……。ボクたちはともかくAは同期じゃん。部屋も同じだし」
「それは関係ないですよ。本質なんて……ちゃんと見ようとしなきゃ案外見えません。凪沙の輝きをいちばん近くで目にした恵さんなら、私の言葉の意味を分かるんじゃないですか？」
それはたしかに。恵さんも頷くところがあるのかこれ以上は言わなかった。ま、凪沙のこともそうだけど……私が今、最も気になるのは他のこと。
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東雲れーた(プロフ) - オノマトペさん» 嬉しいご意見ありがとうございます。内容重視で準備したいと思うのでお待ちいただけたら幸いです。コンビ推しの声もありがとうございます。先輩後輩なのに遠慮せず話せる・ライバルだが仲も良い。二人の関係性は私も気に入っているので、今後ともよろしくお願いします。 (9月17日 16時) (
レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
オノマトペ(プロフ) - こ、これは…！超需要ありありだと思います！個人的には日替わりが一番楽しみですね、本編もるりめぐのところテンション上がりまくりで読んでいます。これからも更新頑張ってください！ (9月17日 13時) (レス) @page45 id: 1db5f71093 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - ハルカさん» そう言っていただけてとても嬉しいです。日替わりですか、了解です！ 作成時期は今の段階では未定ですが、公開したときはこの作品の中でお知らせするので気長に待っていただけたら幸いです。 (9月16日 17時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - たるそらさん» そうですか？ 私のひらめき次第になりますが、三択とも検討してみますね。公開時はどこかで言うと思います。当時00になりたかったの激しく同意！ この夢小説を通して、たるそらさんの想いも少し叶えられていたら幸いです。こちらこそ今後もよろしくお願いします。 (9月16日 17時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 私も需要あると思います。個人的には日替わりがとっても気になります (9月15日 19時) (レス) id: f576803fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2023年8月25日 9時
