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▼Nagisa
「ホントだよね〜」
「うわっ」
「ひぃ」
肩に手が置かれて反射的に飛び退く。織音も変な声を上げていた。振り返ると、そこには私服姿の優子さん。
突然の訪れに動じることなく淡々と、Aは「おつかれさまです」と一言。わたしたちも遅れて同じようにした。
「センターノヴァは、必ず私が復活させてみせる。今の場所で、満足なんてできない！！ その先があるから、燃えるんじゃん？」
決意の目で片手を握りしめる。もう片方は誰に向けるものなのか、気合いがこもった声で言い放つ。ビシッと仁王立ち、ファンサのようにウインク。
そして元気注入。鈴子にA、わたし、織音、友歌の順に息する間もなくバシッと背中を叩くと「おっしゃ行くぞー！」と右腕を高くあげたまま階段を昇っていった。
▽
「研究生になれてもその先がある。襲名メンバーになれても、まだその先がある！」
凪沙は『先が沢山ある』ことに興奮しているみたい。当面の目標は襲名。その位置にいる優子さん。彼女にあんな向上心を示されたら、未来に希望を感じるのも当然か。
部屋に戻るため、鈴子とは一旦分かれる。凪沙たちと上の階へ。すると明るい空気に合わない、楚方と彼方さんの声が聞こえてきた。私たちが見上げたときには彼方さんが右腕をあげて、今にも楚方を叩きそうな状況だ。
姉妹の話ではあるものの、唯一彼方さんと対等である美森さんが彼方さんを止めに入っている。そのことに関しては美森さんを突き放しはしないみたい。
「嘘ついて00に入ろうとするなんて」
「お姉だって嘘つきだ！」
「っ……」
「0048になるって言ったのに！ まだ全然、襲名もしてなかった！」
「……は、」
「お姉の嘘つき！！ お姉の、デブ〜〜〜っ！」
彼方さんは事実を言われて反論できないのか黙ってしまう。その隙に楚方は浮かぶだけの悪口を言い、階段の手すりに飛び乗った。そのまま滑って下へ行ってしまう。
襲名できない焦り。それをなんとも思わない、わけないだろう。心配する美森さんを横に、彼方さんはドンと床を蹴った。
凪沙たちは楚方を追いかける。私はどうしようかな。彼方さんと楚方を見ていたら嫌な記憶が蘇る。ちょっと一人になりたいかも。
そう思い、結局私も引き返す。外の空気を吸いたくなった。
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ひな(プロフ) - 東雲れーたさん» これから続編に向かうところです！！とても好きです😭✨ 全部が全部脳内で有声再生されるくらい好きなのでこんな素敵な作品に出会えて嬉しいです....！ (2月2日 4時) (
レス) @page50 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - ひなさん» 当作品を読んでいただいてありがとうございます！ 放映当時のワクワクはもちろん、当作品ならではの展開もまとめて楽しんでいただけたら幸いです。 (1月31日 5時) (レス) id: 35709d1cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 00の作品に出会えたことがすごく嬉しいです...小さい頃から大好きなアニメだったので感慨深い.... (1月30日 22時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2022年6月30日 15時
