31# 先輩研究生 :♪檸檬の年頃／�� ページ31
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キララドライブの末。私たちはついに、AKB0048の本拠地である秋葉星へやってきた。
地上は戦火によって廃墟と化している星。地下に大型の地下都市が築かれ、色と音で溢れている。これが、芸能を愛するファンに聖地と言われる場所。
私たちはシャワーで疲れを洗い流して一眠り。街を楽しむよりも前に案内されたのは、AKB0048劇場だった。中はまるでドーム会場のよう。これから襲名の公演が行われるらしい。
「すごい！ お客さんがいっぱい！」
「こっ、この人たちがみんなファン！？」
「あったりまえじゃん！！」
「ここで、歌って踊るんだ。わたしたち」
「やば、ドキドキする……」
「死にそう……」
凪沙と真琴が、集まる観客を見て驚きの声を上げる。友歌と智恵理も感極まって目をキラキラさせていた。
会話もそこそこに。ライブが始まるのか、天井の照明が落とされる。ツバサさんが言うのでステージに注目。さりげなく虹色のライトが灯された。拍手をされながら左右の舞台袖から二人出てくる。
「こんにちはー！ 今日の公演、前座を努めさせていただきます！」
「75期研究生でーす！」
片やイエロー、片やミントの甘いフリルが施された衣装で入場した二人は私たち77期より先輩らしい。……にしても、人数が少なすぎでは？
曲は『檸檬の年頃』。
「彼女たち75期研究生は『不運の期』と呼ばれてるの」
「不運の期……ですか？」
「脱落者が多くてね。二人だけしか残っていないの。…その彼女たちも中々襲名できずにいるわ。もう二年間も」
「二年間も！？」
あまりに長期すぎて、思わずみんなでツバサさんを見やる。長くても一年半で襲名……なんて話は聞いたことはあるけど二年？
でもこんなに滑らかで、歌も上手。踊りにも寸分の狂いなんてない、揃ってる。なのにどうして………
「ん？ なんかちょっと……微妙な空気、じゃないすか？」
「あぁ、確かに……」
真琴に言われて客席へ視線を落とすと違和感はすぐにわかった。前列の方はサイリウムを掲げる人がそれなりにいるのに、後方や二階席はなんていうか……。
探せばクラップしている人もいる。けれどステージそっちのけで喋っていたり、目を閉じていたり、何やら携帯を見ている人もいる。せっかくの通る歌声なのに、ざわめいている。
「がんばれ〜〜〜、かなたぁ〜〜〜！！」
会場が一体となっていない。そんなとき楚方が突然声をはりあげた。
推し、なのかな？
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ひな(プロフ) - 東雲れーたさん» これから続編に向かうところです！！とても好きです😭✨ 全部が全部脳内で有声再生されるくらい好きなのでこんな素敵な作品に出会えて嬉しいです....！ (2月2日 4時) (
レス) @page50 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - ひなさん» 当作品を読んでいただいてありがとうございます！ 放映当時のワクワクはもちろん、当作品ならではの展開もまとめて楽しんでいただけたら幸いです。 (1月31日 5時) (レス) id: 35709d1cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 00の作品に出会えたことがすごく嬉しいです...小さい頃から大好きなアニメだったので感慨深い.... (1月30日 22時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2022年6月30日 15時
