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「じゃーあ、自主練しようよ！」
「あ、いいね」
「でしょ？」
友歌の挙手にわたしはすぐさま同意。いい考えだ、と織音や真琴、楚方も乗っかった。
盛り上がる中、ツバサさんはため息。「それでいいの？」と呆れたように訊かれる。……え、何かおかしいかな？
「00メンバーはいつも分刻みのスケジュール。時間の使い方が大切になるわ。休むべきとき有意義に休めるかどうかで、今後の明暗が別れるわね」
ツバサさんは含みを込めて小さく笑っていた。伝えたいことは伝えたみたいに背を向けて行ってしまう。
自主練は「せっかくの休み」にすることじゃない。そうは言わないけれど、なんだかそういう気分でもなくなってしまった。とりあえずわたしたちは私服に着替え直し、また下に集合することにして解散した。
▽
『明日の予定って決まってる？』
『……？ 明日は朝から振り練ですけど』
『あれ、明日は襲名も研究生も全員お休みだよ。聞いていなかった？』
『初耳です』
『ウチ、練習用に新しいシューズ買いに行くんだ。前にAも服買いに行きたいって言ってたよね。だから一緒にどうかなって』
これが昨夜の会話。振り付けの練習したいのもあったけど、ここひと月はずっとレッスン室に通い続けた。
振り付けが上手く出来ずに練習したい気持ちもあるけど、息抜きも必要だ。他のことをして気分を入れ替えたらまた頑張れるよ。たかみなさんがこう言うので、今日は二人で買い物に行く。
少し前の私に言っても信じないだろうな。あの5代目たかみなと、今は休日に買い物に行くまでの関係になったなんて。
「おまたせー。ちょっと待たせちゃった？」
「いえ、まだ時間前ですから」
「A朝ごはんちゃんと食べた？ みんないるのにあんただけいなかったじゃん」
「あぁ、昨日いつもより早く寝たらその分早起きしすぎて。走ったらお腹空いたので朝食も一人で一番乗りしてました」
今思えば奇跡的にみんなと合わなかったな。ご飯食べてまた歯磨きしに部屋に戻るとき、洗顔とメイク後のみんなが食堂に向かう姿を見ただけ。
練習着でも普段着でもない、ちょっとオシャレな私服に着替えた。速乾のネイルを塗ったり、プライベート用のピアスをつけてテンションを上げる。
靴を履いて寮を出るときには「ごちそうさまー」なんて声が聞こえてきたっけ。その後すれ違ったツバサさんに行ってきますと告げて出てきた。
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ひな(プロフ) - 東雲れーたさん» これから続編に向かうところです！！とても好きです😭✨ 全部が全部脳内で有声再生されるくらい好きなのでこんな素敵な作品に出会えて嬉しいです....！ (2月2日 4時) (
レス) @page50 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - ひなさん» 当作品を読んでいただいてありがとうございます！ 放映当時のワクワクはもちろん、当作品ならではの展開もまとめて楽しんでいただけたら幸いです。 (1月31日 5時) (レス) id: 35709d1cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 00の作品に出会えたことがすごく嬉しいです...小さい頃から大好きなアニメだったので感慨深い.... (1月30日 22時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2022年6月30日 15時
