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秋葉星、そして芸能を愛してくれる人々。大切なモノを護るために00メンバーとガーディアンエンジェルズは果敢にDES軍に向かっていく。……その最中で、劇場のエレベーターが止まることなく上昇していた。
ボックスにはツバサと牛山、美果子が。咲和は「自分も戦う」と行ってしまい、ここにはいない。そんな彼女の近くで光を放つキララがいた。星型で葵色。現役時代に生まれた、8代目ゆうこのキララである。
三人は秋葉星の現状を見下ろす。ツバサと牛山は険しい顔をしている中で、美果子は……ガラスの壁に手と額をつけた。二人よりもショックを受けているようだ。
「…………っ……どうして？ 約束が違う……」
美果子が何も話さず、時折不自然な笑顔であること。幼馴染みの咲和、また同じく同期で親友である6代目しーちゃん。二人だけが実は気づいていた。
秋葉星の惨状に、彼女の口から理由のひとつが出てしまう。聞き捨てならないワードだった。この大胆な侵攻について何か知っているのか、ツバサは強く問いかける。
「約束？ どういうこと！」
「ツバサ！ このままじゃ神殿も危ない！」
「ええっ？」
「DESは……ううん、ゾディアックは！ デュアリウムやセンターノヴァを狙っているの！」
「ゾディアック……！？」
完全芸能禁止の星、並びに巨大軍事企業。彼らがなぜセンターノヴァを狙うかは分からない。けれど、どちらにしてもこれでは終わらない。倒しても倒しても増援が来るだろう。……それと。
ゾディアックの目的にはデュアリウムも含まれる。ツバサはハッとしてインカムを触った。通信の相手は……
「こじはる！ ともちん！ すーちゃんと76期生を連れて、神殿を護って！」
『ええっ？』
『神殿……？』
こじはるは驚き、ともちんは眉間に皺を寄せて怪訝な顔。神殿とは何だ。どこのことなのか。あの立ち入り禁止の場所がそうだと言われる。二人も今初めて知ったらしい。
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2023年9月20日 10時
