【バンドリ】大好きな君と【短編集】

つぐみ×夢主 珈琲 ページ3

夢主side


私は今、羽沢珈琲店のドアの前に立っている。


『……入ろっか』


なんで立っていたのかって？


今日はつぐに会いに行くついでに珈琲も頂こうと

思ってさ。


ガチャ


「いらっしゃいませ！！席にご案内しますね！」


わあ、つぐだ。


っと…その前に


ギュッ


「えっ！？お、お客さん！？」ｱﾜｱﾜ


まあ、今私は黒いキャップを被って、

パーカーを着てて顔も見えないから誰か分かんない

だろうね。


『……へへっ

つーぐー？私だよ。Aだよ』


そう言ってキャップを取ると驚く顔をするつぐ。


「え！？Aちゃん！？」


『あはは。驚かせてごめん。

…あ、そーだ。珈琲くれないかな。

つぐの作った珈琲』


「うん！いいよ！」


しばらくして_____


「……おまたせー！」


『わあ、ありがとう。つぐ』ﾆｺｯ


「！？///」ｶｱｧｧｧｧｧｯ


なんか途端に顔が真っ赤になったつぐ。


どしたのかな…


『え、つぐ大丈夫？顔真っ赤だよ』


「へっ！？だ、大丈夫！」


ほんとに大丈夫かな…


心配そうな目でつぐを見つめる。


「だ、大丈夫だから！！ほら飲んで！」汗


「(Aちゃん、あれ無自覚なんだよね…

あんな笑顔向けられたら顔が真っ赤になるのも仕方

ないよね…///)」


ゴクゴクッ


『…美味しい、美味しいよ。つぐ』


「ほんと！？ありがとう！！」ﾆｺｯ


ゔっ…


笑顔が…


「あー、私そろそろ行くね。珈琲ありがと』


「え、Aちゃん！！」


逃げるようにして店を立ち去る。


・・・


『(あんな顔されたら…

顔真っ赤になるに決まってるじゃん…///)』


一方つぐみは____


「(Aちゃん、顔…真っ赤だったな…///)」


両方とも真っ赤だった。

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