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少し足早に校門を出ると
爆豪くんの背中が見えた。
「 爆豪、くん！」
私が彼の名を呼ぶと
爆豪くんはこちらを向いた。
少し赤くなっている目の下
いつにも増して不機嫌そうなツラ
「 ……んだよ 」
「 …え、えーっとね…爆豪くんが見えたから、
その〜…迷惑だったよね… 」
「 … 」
無視ですかっ！！！！
そうですよね迷惑でした！！
ほんとごめんね、と声を掛け
その場を去ろうとすると
「 …別に迷惑だなんか言ってねぇだろ 」
と言われ手を掴まれた。
「 エッ……あ、ごめん 」
「 いちいち謝ってんじゃねぇ 」
そう言うと爆豪くんは手をパッと離した。
…
シーンと沈黙が訪れる。
私たちの足音が響く。
「 あ、えっと… 今日の爆豪くん
かっこよかった……よ、 」
沈黙に耐えきれず私はそう呟く。
「 ……負けたンだよ 」
「 …でもかっこよかったよ！！
私にはかっこよく見えたから 」
ほんとだ、今日見てる中でみんなかっこよかったけど
とくにかっこいいと思えたのが爆豪くんだったから。
そう言うと私は爆豪くんを見て少し微笑んだ。
「 …お前の個性の方が…かっこいいだろ…」
「 へ、？ 」
ちっちゃな声で耳に入ってきた言葉。
あの爆豪くんが私の個性をほめた？！
しかも2 回目！！！
「 そのアホ面やめろ 」
「 えへへー、じゃあじゃあ！！
どこがかっこいいと思う？！？！ 」
「 水 」
「 ……もう少し具体的に褒めて欲しいなぁ〜 ?? 」
「 うぜぇ……置いて帰るわ 」
「 もういい！水かけるからね！！ 」
「 その前に爆破してやるわボケ 」
少し仲良くなれた気がした
帰り道だった。
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h - あむさん» わぁぁあぁあ更新あがとうございます！！毎回楽しみに読ませてもらってます(*^O^*) (2020年5月15日 22時) (
レス) id: 8b0345eb1b (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - hさん» わーッ、！！嬉しいお言葉ありがとうございます！！！！(；＿；)更新頑張ります！！ありがとうございます(ToT) (2020年5月14日 12時) (レス) id: fdeb293124 (このIDを非表示/違反報告)
h - めっちゃ面白いです！！好きです！更新がんばってください！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 8b0345eb1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ | 作成日時：2020年4月6日 1時
