桃色彼氏さん (ページ2)

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一緒に寝ようページ2

もときside

｢ん …… ねむい。｣

午後１０時。

さっきからAはこればっかり。

ねむいなら寝ればいいのに ……

『 Aー、ねむいなら早く

ベッド行ったほうがいいよ？』

するとAは何かおもいついたように

俺の顔をみた。

｢もときくんも、…… 一緒にねよ？｣

『 ……… はっ？え、なにどうしたの

A頭だいじょうぶ？！』

｢へ、べつにだいじょうぶだけど … ｣

さっきからねむいとか言ってたくせに

急に一緒に寝ようとか ………

この子どうしちゃったの。

でも素直に嬉しいかも …… 笑

『いいよ、？』

｢もときくん、！

あったかいからはやくはやく！！｣

ふわふわであたたかい布団に入った

彼女の最初の言葉。

あったかいからはやくって、

温度は逃げませんよ、笑

Aがいる布団に勢いよくダイブする。

｢わっ …… ！、いきなりすぎだよ笑｣

にっこりと笑うAをみて、

俺も微笑んだ。

『さ、はやく寝よっか。』

あたたかい布団に俺とA 。

隣でこちらを見てくるAにきっと俺は

顔が真っ赤。

｢ね、ぎゅーってして、？｣

彼女からの要望。

必ず叶えなければ …

『はい、ぎゅーーっ。』

そういって強く抱きしめれば

｢ん、ぎゅーーーっ、！｣

小さな手と身体で抱きしめ返して

くれるんだ。

空はもう暗い。

きょうのきみはもう二度とみれないから。

あしたのきみを迎えにいくよ。

『おやすみ、A 。』

静かな夜に俺の声ときみの小さな

寝息だけが響いた _____