番外編�機＿銅造気鵐螢�エスト 水族館 ページ46
「兄さん！私のメイクと服大丈夫！？」
「Aは何時も通り綺麗です！今日で38回目ですよ全く」
場所はAの家の一室から聞こえてくる。
部屋にあるカレンダーには、デートと大きな字で記されてある。お相手はフロイドだ。
「だって失敗したくないんだもん」
「ハァ…全く。A、自分に自信を持ちなさい。
貴女は僕、アズール·アーシェングロットの妹で、フロイド·リーチの彼女です。失敗したなら僕に言いなさい。フロイドにタコ固めをお見舞いしてやりますから」
「兄さん…タコ固めは止めてあげてね。骨折れちゃう」
ピンポンと玄関のチャイムが鳴った。
Aは「行ってきます！」と元気にアズールに挨拶をした。玄関ドアを開けると、フロイドが待っていた。
「おはよーA♡」
「おはようフロイド」
フロイドは左耳に前髪を掛け、Aの右耳に口を寄せ
「可愛いよ、A♡」
と一言、Aは耳まで真っ赤に染まった。
その後はフロイドの運転する車に乗り、デートに向かった。
一方、部屋の中では…
「タコ固めがダメならジャーマンスープレックスか？」
とアズールは試行錯誤していた。
フロイドとAは水族館に来ていた。
周りは山と海に囲まれていて自然豊かだ。
「ここの水族館ね、ネットに出てなくて、知る人ぞ知る水族館なんだって！今日の為にオレ頑張って探したんだ！」
「フロイド、ありがとう」
「どーいたしまして！早く行こ！」
水族館では、色とりどりの魚が優雅に泳いでいた。
否、Aとフロイドに向かって泳いできた。
フロイドはメスの魚に、Aはオスの魚に。
2人に甘ったるい愛の言葉を囁きながら。
人魚だからだろう。人間なら聞こえない魚の求婚は2人の耳に流れてくる。
Aが断っても、それを無視して求婚の嵐。
Aが困り果てた時に、フロイドが後ろから抱き付いき、Aの顎をクイと上げ、口付けを1つ落とした。
「このタコちゃん、オレのだから。これ以上求愛するんだったらお前ら絞めるよ」
ドスの効いた低い声、捕食者のオ−ラを放ちながら、魚に言う。すると魚は自分の住みかに戻り、ビクビクと怯え始めた。
フロイドはAの手を無言で引き、近くのベンチに座る。フロイドは自分の顔を両手で覆い隠している為、表情は見えない。
「オレ、Aに嫌われた、ゼッタイ嫌われた」
「え？」
「だってだって、勝手にAにチューしたから…」
「それぐらいで嫌いにならないよw
むしろ助かったし、ありがとうフロイド！」
「Aすきぃ！」
その後は2人で色々な場所を周り、デートを楽しんだ。
番外編�供〇纏�で夢の国へLet's Go→←4-4 入試試験終
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百華夜(プロフ) - いな九尾さん» ありがとうございます。スランプを抜け次第、こちたらに戻ってきますね。 (2023年1月21日 0時) (
レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
いな九尾(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。ゆっくりで良いので頑張ってください！ (2023年1月21日 0時) (レス) @page41 id: 6eca7d051a (このIDを非表示/違反報告)
リーヴェ(プロフ) - 自分を守るために偽る気持ち、とても分かります。人に決め付けられるのってとてもた辛いですよね。私も親からのストレスに耐えられなくて現実逃避しようと思って占いツクールを始めました。作者さんのことも作品も大好きです。いつでも愚痴っていいと思います (2022年12月4日 8時) (レス) @page38 id: da64fd35fa (このIDを非表示/違反報告)
薔薇のらいおん(プロフ) - 作者さんの心に響く言葉かどうか私にはわかりませんが、この場所には私を含め作者さんのこと、作品のことが好きな人がたくさんいます。この場所で愚痴を言ってもだれも文句は言わないと思います。「がんばれ」なんてこと言いません。作者さんのことが大好きです。 (2022年12月4日 1時) (レス) @page38 id: 48748c4083 (このIDを非表示/違反報告)
夏実(プロフ) - あまり気が利いた言葉は書けませんし言えないですが、ここだけでも貴方様の落ち着く場所になり愚痴を、鬱憤を晴らせたら良いなと思います。必ずしも私が彼らと違うとは言いきれません。だけどこれだけは言える。会ったことも無い方。けど私は貴方様のことが大好きです (2022年12月4日 0時) (レス) @page38 id: eae39e15db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百華夜 | 作成日時：2022年10月11日 19時
