＃３１ ページ2
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「ねえ。智兄…。」
みんなが寝静まった夜１１時。
僕は智兄の部屋には行って絵を描いてる智兄に話しかける。
「なあに？」
智兄は制作中の手を止めてこっちをチラリと見た。
「あのさ。話があるの。」
「今？」
「そ。大事な……話。」
智兄は僕の真剣な表情を見てうなずいた。
「分かった。リビングで話そうか。」
僕は今から言うんだ。
昼間，ヨコに言ったことと同じ内容を，言うんだ。
緊張する手をギュッと握りしめて，ソファに腰掛ける。
「で，話って…？」
智兄が優しい表情で僕のことをのぞき込んできた。
「えとね…。」
なかなか言い出せなくてもじもじしてる僕に，
「ゆっくりでいいよ。」
って声をかけてくれる。
僕は１つ深呼吸して口を開いた。
「先生に言われたの。」
「何を…？」
智兄は眉をひそめて怪訝な顔をしてる。
「あのね……。僕。短くてあと１年しか生きられないって。」
「え………っ？！」
息をのむ智兄。
無理もないよね。
「心臓移植しないといけないの。」
「ん……。」
「でも，ドナー…。いないって。今のところ。」
「じゃあ……っ。」
僕のこと見つめる智兄を見て，僕は小さく頷いた。
「可能性はゼロではないけど。移植は……。」
みるみるうちに智兄の目に涙がたまってく。
それを隠すように智兄は後ろを向いた。
「翔……。」
優しく名前を呼んで抱きしめてくれる。
あったかい。
智兄…。
「ねえ。なんで泣かないの……っ。翔。泣いていいんだよ。」
ボロ泣きの智兄の言葉に僕は言った。
「笑顔の方が，幸せ…。」
呟くような小さな声だったがリビングに響き渡った。
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わかぶー(プロフ) - 櫻もちさん» そうそう。お母さんに似せたwwあ，移行するからよろしくねぇー。 (2014年7月26日 13時) (
レス) id: 10c405215e (このIDを非表示/違反報告)
櫻もち(プロフ) - 死んでますとかwww お母さん皆の感じが出てていい感じだよね！ (2014年7月26日 12時) (レス) id: 6a686b499d (このIDを非表示/違反報告)
わかぶー(プロフ) - 櫻もちさん» もうね。死んできますだからねぇ。簡単に言えばww今日もできるかぎり更新しまぁす。あ，できるだけリクのも更新するよ☆お母さんね。不思議さんだけど智くんみたいなほんわかした自由人なんだよぉ☆悪戯っぽいのは和，で，笑顔は雅紀，性格は智くんっていうねww (2014年7月26日 10時) (レス) id: 10c405215e (このIDを非表示/違反報告)
櫻もち(プロフ) - 逝ってきますなとかなんか怖いわ((((；ﾟДﾟ))))))) 今日本当に更新多かったね！ お母さんも優しすぎてやばいだろ(T ^ T) (2014年7月25日 23時) (レス) id: 6a686b499d (このIDを非表示/違反報告)
わかぶー(プロフ) - 櫻もちさん» 助詞宮ねぇww確かに，上級文法みたいな？変換ミスはね。ありえないことなってるから。ときどき。普通に行ってきますって打つつもりが逝ってきますなってることあるしww (2014年7月25日 20時) (レス) id: 10c405215e (このIDを非表示/違反報告)
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