僕と比企谷八幡。2/ ページ4
「まあ野島崎の作文についてはさておき、比企谷、この舐め腐った文章は一体なんだね？どの辺を振り返ってこうなったんだ…全く」
「いや、今時の高校生って大体みんなこんな感じだと思いますよ？」
「小僧、屁理屈をいうな」
「いや、小僧って、確に先生の年齢からした
比企谷君が言い終わる前にビュッ！！っと風を切る音と共に拳が放たれた、幸い、比企谷君の横を通過している
よ、よし、平塚先生の前では年齢の話はしないでおこう、なんなら数字も言わない方がいいかな…
「すみませんでした。書き直します。」
比企谷が速攻で謝ると、作文を平塚先生から受け取る姿勢になる、だが、平塚先生は僕らの方を見ながら何か考え事をしている
「ちょうどいいな、君達、ちょっとついてきたまえ」
そういって平塚先生は歩き出した、異議を唱えることも出来ずに平塚先生の後についていく
やってきたのは、特別棟。だったかな
その一室の扉を平塚先生は勢い良く開け放ち
部屋の中に入ると、1人の美少女が静かに文庫本を読んでいた。
「平塚先生、入るときはノックを」
「ノックをしても君は返事をした試しがないだろう？」
「返事をする前に先生が入ってくるのでしょう…ところで、後ろの2人は？」
「ああ、この2人は入部希望者だ」
「えっと、2年Ｆ組 野島崎Aです」
「2年Ｆ組 比企谷八幡です ってかなんだよ入部って」
「比企谷、君にはあの舐め腐った作文の罰としてこの部での部活動を命じる。野島崎、君もだ、異論反論口答え抗議などは一切受け付けない」
「「り、理不尽すぎる…」」
「と、言うわけだ、この2人はタイプこそ違えど、全くクラスに馴染めていない孤独な奴等だ。この2人を更生してやって欲しい、それが私の依頼だ」
「お断りします、そちらのビクビクした人だけなら構いませんが、その目が腐った男には身の危険を感じます」
比企谷君の目って魚みたいだなー、あれ、なんだっけ？dah？ってやつが高そう！
「それなら心配ない、彼のリスクリターンの計算はなかなかのものだ、彼の小悪党ぶりは信用していい」
「いや、それは常識的判断ができるってことでいいでしょうに…」
「小悪党…なるほど…」
「聞いてない上に納得しちゃってるよ」
「平塚先生の依頼なら無下には出来ませんし…承りました」
「そうか、ではあとは頼んだぞ」
それだけ言うと、平塚先生は出ていってしまった。
かくして、僕と比企谷君はこの部活に入部することになったのだ。
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白椰(プロフ) - 初めまして!ちょー面白いですねっ!ラノベ読んで時々笑う比企谷に素直に気持ち悪いと思ってる夢主くん、最高でしたww本当に面白かったです! (2015年3月17日 3時) (
レス) id: 30bb29efb1 (このIDを非表示/違反報告)
陽華麗(プロフ) - はじめまして。俺がイルの小説読みました！彩ちゃんが出るの楽しみです！！ (2015年3月14日 16時) (レス) id: e34bf45f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どおん！ | 作成日時：2015年1月31日 22時
