材木座君の怪文書。2- ページ20
その日の授業は眠気に襲われ、全て聞き逃してしまった。それもこれもあの材木座君とかいう太ったクソメガネのせいだよね？
半ギレのままさっさと帰る準備をすませ、比企谷君と由比ヶ浜さんより先に教室をでる。
…絶対に、許サナイ。
○＊○＊○＊○＊
部室につき、いつも通り扉を開ける、そこにはいつも通り雪ノ下さんが座っていた。だがいつもと違うところがある、それは彼女がうつらうつらしていたことだ。一瞬声をかけることをためらったが挨拶しない、などと無礼なことをすれば怒られるだろう、雪ノ下さんそういうところ厳しいからなー…
意を決して挨拶することにした。
「雪ノ下さん、こんにちは」
「…こんにちは」
「雪ノ下さんも寝不足？」
「ええ、この手のもの全然読んだことなかったものだから…けど、好きになれそうにないわ」
「ライトノベルは面白いんだよ！ただ、あのクソ木座…違う違う！材木座のがひどいだけなんだよ！」
「いつもと口調が変わってるわよ…」
雪ノ下さんが僕を見て深くため息をつくと、ガラガラっと音をたてて、扉が開けられた。
「うす」
「やっはろー！」
比企谷君はいつも通りだるそうに、由比ヶ浜さんはいつも通り元気そうに挨拶をして部室に入ってきた。
「こんにちは」
「こんにちは…それにしても由比ヶ浜さん、なんでそんなに元気でいられるの？僕なんか徹夜のせいで眠くて眠くて…」
若干愚痴気味に問いかけると、イスを出していた由比ヶ浜さんの肩がビクッ！と震える
「い、いやー！私も超眠いよ！？徹夜大変だったー」
「おい、すげー目泳いでるぞ」
「つまり、読んでないのね」
「う、うぅ…」
「由比ヶ浜さん…」
「ひぃ！？なんかのーと君怖いよ！？」
そんなやりとりをしていると、ゴンゴンと荒々しいノックの音が部室内に響いた
「…どうぞ」
「頼もう」
僕の睡眠時間を全て奪った張本人、材木座義輝は自信満々といった様子で部室に入ってきた、椅子に座る姿はまさに傲岸不遜、何偉そうにしてんのこいつ？
「では、感想を聞かせてくれたまへ」
いよいよだな…いいぜ、てめぇが書いたこの文章を本気で面白いと思ってんなら、そのふざけた幻想をぶち殺す！！
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白椰(プロフ) - 初めまして!ちょー面白いですねっ!ラノベ読んで時々笑う比企谷に素直に気持ち悪いと思ってる夢主くん、最高でしたww本当に面白かったです! (2015年3月17日 3時) (
レス) id: 30bb29efb1 (このIDを非表示/違反報告)
陽華麗(プロフ) - はじめまして。俺がイルの小説読みました！彩ちゃんが出るの楽しみです！！ (2015年3月14日 16時) (レス) id: e34bf45f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どおん！ | 作成日時：2015年1月31日 22時
