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ぎゅっと目をつぶった。聞きたくない。

「俺が好きなのは、Aちゃんだよ」
「…………嘘言っちゃ駄目だぞ」
「嘘じゃないよ!! 何なの、俺に好かれるのは嫌なの!!!??」

 きったない高音で叫ぶから、思わず手で耳をふさいだ。善逸が静まると手を離す。
 改めて善逸を見ると、顔は真っ赤で、さっきの影響なのか目にはうっすら涙を浮かべている。いや、普通に可愛い。女子としてやっていけると思う。

「ごめん、」
「やっぱ駄目だよね……俺頼りないし、もっと男らしい方がいいよね」
「人の話は最後まで聞くものだ、善逸。私が謝りたかったのは……ほら、私って男勝りじゃないか」

 善逸は、とにかく可愛らしい子を好きになるらしいし、私なんかで良いのかと思ったんだけれど。善逸の目に私が可愛いなんてお世辞でも写る筈がない。

「で!!? 俺のこと好きなの、嫌いなの!!??」
「え!? そ、それは勿論、好き…………だけど」
「やった!!」

 善逸は高過ぎるくらい跳び跳ねた。善逸の秘めたる力には重力を無視できるものがあるようだ。

「Aちゃんが男勝りなんて俺には関係ないよ。好きな子は全部可愛く見えちゃうし」
「それは信用ならない」
「酷い!! Aちゃんだって俺が嘘吐いてないの分かってるくせに!!」

 面白くて私が笑うと、善逸は私の周りをくねくねと回る。この動きは少し気持ち悪い。

「俺、Aちゃんを好きになってからは結構一途だったと思うんだけど」

 好きになってから……一途だった? 私は他の子に好意が向いているのを見たことがあるから、善逸が私の事を好きになったのって、相当最近……?
 私、その時に何してたんだろう。善逸を惚れさせる術なんてないと思うんだけれど。

「いやでも、結局は私ばっかり好きだったんだな」
「え!? もう一回!!」
「言うわけないだろう。ばーか」

 善逸がぶつかってくるのを避ける。善逸はドシャアッと音を出し、前へ倒れた。相当痛がっている。多分演技だ。
 私はべーっと舌を出す。悔しいからあと一月くらいは言わない事にした。

月 童磨→←太陽 我妻善逸



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林檎好き系猫 - 私も好きです!!(突然の告白返し) リクエスト承りました! (2020年3月20日 10時) (レス) id: d94760e07b (このIDを非表示/違反報告)
いぇあ - 凄く好きです!!!(突然の告白)リクエストで、キメツ学園の炭治郎と日向ぼっこでよろしいでしょうか…? (2020年3月19日 18時) (レス) id: 578a6cecc2 (このIDを非表示/違反報告)
林檎好き系猫 - 凪さん» リクエストは随時募集中ですので、是非。キャラクター、希望であればシチュエーションもお願いします (2020年2月22日 11時) (レス) id: d94760e07b (このIDを非表示/違反報告)
- よろしければ、リクお願いしてもいいでしょうか? (2020年2月22日 0時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
林檎好き系猫 - 碧佳さん» ありがとうございます。頑張ります。コメントは作者の動力源です(笑) (2020年2月7日 20時) (レス) id: d94760e07b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:林檎好き系猫 | 作者ホームページ:http://  
作成日時:2019年12月24日 22時

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