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スニョンさんが帰ってからしばらく。
ウォヌさんは全く起きる気配がない。
私もそろそろ時間だから出ないといけないのに...







『...あの、ウォヌさん?帰りませんか?』

WN 「.........」







ダメだ...起きない...
ここで大声出すわけにもいかないし…







『ウォヌさん...』

WN 「ん...」

『え、ちょ、』







......どういう状況でしょうか。
今、ウォヌさんに腕を引っ張られ、胸の中に。

他のお客さんも居るのに...







『ウォヌさん!起きてください!』

WN 「ん...?なんであんたがいるだよ。」







あなたが引っ張ったからです。







『...はぁ。帰りますよ。』

WN 「スニョンは?」

『上司に呼ばれたみたいで先に帰りました。
ウォヌさんをよろしくと頼まれたのであなたを家に送ります。早く出ますよ。』

WN 「......俺が送ってく。」

『え?』

WN 「男が女を送るのは当たり前だろ。家どこ?」







口が悪いのか素直で優しい人なのか分からない。







『○○駅の方です...』

WN 「何だ、近いじゃん。」

『そうなんですか?』

WN 「うん。てかあんた年上でしょ?なんで敬語なの。」






いやいや。ウォヌさんこそなぜタメなんですか。
別に構わないけど。







『...癖なんです。』

WN 「なら、俺にだけタメにしろよ。」

『...なぜウォヌさんは命令口調なんでしょうか?』

WN 「なんとなく。あんた、年上って感じしないから。」







ディスられてるのか褒められてるのか...






WN 「帰るんじゃないのか?置いてくぞ。」






ウォヌさんはもう上着を着て帰る気満々だった。
なんでそんな時の行動だけは早いんだ。

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作者名:CIEL | 作成日時:2019年3月17日 20時

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