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SC side
Aが日本に帰ってから一週間くらい経った頃、
今まで話した事の無いサークルの後輩がよく俺に絡んで来るようになった。
・
後輩の名前はユジョンと言って、
普通に可愛い子なんだけど少しめんどくさい所がある。主は男絡み。色んな男に媚を売っているという噂が絶えない子だった。
YJ 「スンチさん!」
『ユジョン...』
YJ 「私もあの人みたいにスンチョルって呼んでもいいですか??」
『あの人って?』
YJ 「日本人の彼女さんですよ〜」
『...ごめん、俺忙しいんだ。』
早くこの子から距離を取りたいと思ったけど簡単にはいかず。腕を掴まれてユジョンの携帯である写真を見せられる。
『...!?』
そこに写っていたのは沢山の男に囲まれているA。
YJ 「いいんですか?彼女さん。
私の虜になっている男の子達に何されちゃうか分かりませんよ??」
『...Aは日本にいる。』
YJ 「私、高校生の時に日本に留学してたんです。
その時私に告白してきた男の子達で私にメロメロなんです。」
『......』
YJ 「この人と別れて私と付き合ってくれれば、
彼女さんには手を出しませんよ?」
...何をされるかわからない。
ここはユジョンに従った方がいいと思った。
そして証拠のためにユジョンの居る前でAに電話をし、別れを告げた。
YJ 「これでスンチョルは私のもの♡」
ユジョンと付き合ってからの俺は何もかもが上手くいかなかった。
Aのことが頭から離れなくて。
365日、どこにいても何をしてても誰と居てもAが頭から離れない。俺はずっとAだけだった。
卒業後の進路を決める時、ユジョンに何になるのかと聞かれた。
もちろん、夢だった体育の先生になると俺は言った。
YJ 「体育の先生なんてダサい!私が嫌〜
社長とかどう!?スンチョルが社長になったら結婚して、社長婦人になるの〜!」
俺はこの言葉を聞いた瞬間、
今まで溜まっていたものが全て爆発した。
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作者名:CIEL | 作成日時:2019年3月17日 20時