# や さ し い あ な た ページ15
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「 ば 、 ばかじゃないの !! 」
さ 「 え〜 、 めっちゃ ええ案やんかぁ 」
「 … 優くんがやりたいだけじゃん 」
むすぅ と頬を膨らませて 分かりやすく拗ねた優くんは さっきの雰囲気はどこへやら 、 超幼かった 。
…… まぁ 、 優くんは 私を寝かせようとして言ってくれた ってことは分かってるし 。
なにより 昨日だって嫌がることはしなかった 。
優くんの手は すごく優しかったから 。
「 …… たまになら 、 いいけど 」
熱くなった頬を誤魔化すように 、 顔を逸らして言う 。
ガバッと勢いよく顔を上げた優くんには 無いはずの尻尾が ぶんぶんと振られているのが見えた 。
「 たまに ! だからね !? 」
さ 「 んふふ〜 、 素直やないなぁ 」
「 … やっぱだめ 。 今後 私に触るの禁止 」
さ 「 うわぁぁぁぁ ごめんってぇぇぇぇぇ !!! 」
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┈┈┈┈┈
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コンコン 。 扉の前で ノックを2回 。
扉が開けば 、 中からは ふわっとした笑顔で 大好きな人が迎えてくれる 。
さ 「 寝られんかった ? 」
「 … ん 」
あの日 ____ 初夜 から数えて もう何度も繰り返された会話 。
初めは恥ずかしかったこの行動も 、 何度繰り返しても温かく迎えてくれる優くんに 、 いつからかは 安心感が出てきて 。
さ 「 廊下におんの寒いやろ 、 入り ? 」
「 ありがとう … いつもごめんね 」
差し出された手を抵抗なく掴むと 優しく引っ張られて中に入った 。
優くんは ベッドに座ると 、 いつものように自分の隣を ぽんぽん と叩いた 。
さ 「 よーし 俺が寝かせたる 、 こっちおいで 」
いつの間にか 大好きになっていたその仕草に嬉しくなる 。
隣に座れば そっと私の頬を撫でた 。
さ 「 前よりだいぶ顔色よくなったなぁ 」
「 そう … ? 」
さ 「 おん 、 最初は ほんまにしぬかと思ったんよ !? 」
確かに気分はよくなった気がする 。
それも全部 、 優くんのおかげだ 。
さ 「 一緒に住んでよかったね 」
「 ほんとありがと 」
月に照らされて少し光った優くんの目と私の目が合う 。
どちらからともなく 、 そっと唇を重ねた 。
触れたのは一瞬で 優しいちゅー 。
さ 「 ずっと一緒におりたい 」
「 私 優くん無しじゃ生きてけないからね 」
冗談めかして言えば ぎゅっと優くんが抱きついてくる 。
「 あったかい 」
さ 「 寝れそ ? 」
「 うん 」
さ 「 そっか 、 なら おやすみ 」
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China _ - 柚子さん» 純粋だからこそ 夢主ちゃんへの大好きが抑えられなかった … うん 、 かわいい 。 許す 。 ( 黙れ ) (2020年4月14日 23時) (レス) id: 68c0400981 (このIDを非表示/違反報告)
China _ - 絵が上手くなりたいさん» どこまでいっても坂田さんはオトコノコでした … w ありがとうございます 〜 !! 嬉しいです (*^^*) (2020年4月14日 23時) (レス) id: 68c0400981 (このIDを非表示/違反報告)
柚子(プロフ) - 純粋すぎてですよ〜逆にね。(すいません) (2020年4月12日 19時) (レス) id: f5a2d726a8 (このIDを非表示/違反報告)
絵が上手くなりたい(プロフ) - 純粋(^ ^)坂田さんは純粋(^ ^)しかしやはり男の子。そんな所がいいんですよね(((((殴 このお話好き! (2020年4月12日 14時) (レス) id: e48c7240eb (このIDを非表示/違反報告)
China _ - みやせ。さん» 前作まで … !? ありがとうございます !! 感激 … っ 。 天才 なんて 大層なものではないですが … これからも 好き って言ってもらえるように 頑張ります (*^^*) (2020年4月12日 11時) (レス) id: 68c0400981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:China _ | 作成日時:2020年3月25日 12時