今日:1 hit、昨日:15 hit、合計:78,809 hit
小｜中｜大
08 / you ページ9
重たい空気の中
やって来たのは
私と同じ制服を着た
明るい茶髪の男の子。
〈 え、さくちゃんの
彼女！？…えっ！？〉
一人で騒いでいる。
『 ちげえよ。てか
うるさいんだよ。
病人相手なんだぞ？』
私は多分お邪魔だし
出た方がいいよね。
「 じゃあ
失礼します。」
二人に向かって
ペコリとお辞儀をし
病室のドアを開けた。
『 ……ありがとね。』
小さい声で
でも確かに龍斗さんが
お礼を言ってくれた。
嫌な思いさせてしまった
はずなのに。
もっとちゃんと
謝っておけば良かった。
曇り空の中
浮かない気持ちで歩く。
一歩一歩ゆっくりと。
人はみんな何かを
抱えて生きていて。
それに踏み込まれるのが
苦手な人だっているんだ。
もっとちゃんとお詫びを
したいけれど
もう会いに来ない方が
良いのかな。
どうする事が
正解なのか分からない。
帰り道は
あまりにボーッとし過ぎて
電車で三駅ほど
乗り過ごしてしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 392人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HiHiJets」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
六ノ神(プロフ) - このお話めっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (2019年3月27日 22時) (
レス) id: b1e03a8962 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるく | 作成日時：2019年3月19日 2時
