今日:12 hit、昨日:5 hit、合計:78,805 hit
小｜中｜大
04 / ryuto ページ5
突然病院で出会った
名前も知らない彼女。
腕の傷を見られたのは
俺の注意不足だった。
そのせいで何とも
言えない気持ちになる。
むしゃくしゃというか。
勝手に俺のテリトリーに
少し入られたような気がして。
でも俺がペンを落としたせい。
『 ああ、もう…！』
ベットの上の机に
拳を強く叩きつけた。
一人部屋だから
騒音は気にしなくて
いいんだけど。
たまに見回り中の
看護師さんに見つかる。
『 いってぇ、』
少し赤くなった
小指をさする。
それからいつも通り
ノートを開いて
日記をつけていく。
3月10日
見知らぬ女の子と出会った。
腕の傷を見られてしまって
むしゃくしゃする。
でも顔は案外タイプかも。
もう会えないんだろうけど。
気分はいつもと変わらず。
傷は増えなかったから良し。
書き終わったノートを
枕の下に置き
スタンドライトを消して
布団に潜った。
このまま朝が来なくても
いいな。なんて思いながら
気付けば夢の中にいた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 392人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
六ノ神(プロフ) - このお話めっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (2019年3月27日 22時) (
レス) id: b1e03a8962 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるく | 作成日時：2019年3月19日 2時
