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ちょっと試しに小説を書いてみた(藤堂鈴歌) ページ7

しんしんと降り積もる雪に身を震わせる季節、父は家を出た。


桜が舞い散る季節、母と弟は死んだ。



蝉が鳴き始める季節、ついに私はひとりになった。






昔から、私は変な力のせいで避けられていた。

父からの圧力はそれはそれは酷いもので。

私の体に残る生傷は日に日に増えていった。

幼い頃の私はそれに対抗する手立て等なく、ただただ耐えるしかなかった。





それでも、母と弟だけは私を愛してくれた。







だけど、そんな幸せが長く続くはずがなかった。

母と弟は死んだ。

刺されて、死んだ。


涙は出てこなかった。







そんなある日、私に一通の手紙が届いた。

怪しい手紙を握りしめ、私は歩き出していた。









気づけばそこは森の奥だった。

一歩間違えば死んでしまうような入り組んだ道をただ、歩いていた。

朝露を避けるように傘をさし、見慣れない大きな建物を見つめた。

蔦を触るとぼろぼろと崩れていく。

まるでそこだけ時間が止まっているようで、不気味だった。





ぎしぎしと鳴る校舎に足を踏み入れる。

校舎が脆いのか、私の体重が重いのか、今の私にはその考えすら浮かばなかった。

ただただ引き寄せられるかのようにある場所へ歩く。







ある場所へつくと扉を開いた。

そこには見慣れない顔が沢山あった。

私は掠れた声でそっと尋ねた。







 「ここは、どこ?」






答えを出せる人は、居なかった。





こんな感じで皆で小説を書ければなと思います!

GMという存在も全て貴方達のなかにいます。


もしかしたら、貴方かも。

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白鯨@そろそろ募集企画の大御所と呼ばれたい(プロフ) - 天海 詩兎関係募集中です! (2017年1月4日 20時) (レス) id: 547af87a2f (このIDを非表示/違反報告)
狐咲 京珈(プロフ) - 青狸さん» 大丈夫です。お手数おかけしてしまい申し訳ありませんでした。 (2017年1月3日 23時) (レス) id: 260e49374f (このIDを非表示/違反報告)
青狸(プロフ) - 狐咲 京珈さん» 変更しました。これで大丈夫でしょうか? (2017年1月3日 23時) (レス) id: 17b47670ec (このIDを非表示/違反報告)
狐咲 京珈(プロフ) - 青狸さん» 申し訳ありません、青狸様の五十嵐朝海さんですが嵐という単語に反応してしまいオリジナルフラグが外れてしまいます。お手数ですが苗字を変えていただけないでしょうか? (2017年1月3日 22時) (レス) id: 260e49374f (このIDを非表示/違反報告)
狐咲 京珈(プロフ) - 白鯨@そろそろ募集企画の大御所と呼ばれたいさん» 返信遅れてしまい申し訳ないです。有り難う御座います!今から載せさせて頂きます! (2017年1月3日 22時) (レス) id: 260e49374f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白烏紅椿 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年1月1日 23時

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