七十六羽（少し）※ ページ37
貴方side
数週間がたった
怪我も治り
ボロボロのソファーに座っているのだが…
『…』
荼毘｢…｣
病み上がりこの人と二人っきりはきついよぉおぉぉぉ！！！！！！！
なんで！！ねぇ！！
あったよね！！こんなこと！！
もぉ、すごく気まずい…
あんなこと(六十三羽、六十四話にて)があったが
襲撃や色々なことが立て込んでいて今気まずい雰囲気なの忘れてた…
汗がダラダラと流れる
はぁ、どうしよう…
俺的にはこのままでもいいのだが…
いやでも、このままズルズルと引きづっていては連合に迷惑がかかるかもしれない…
腹を括るか
『あの』荼毘｢おい｣
『｢あっ｣』
…だああああ！！！また気まずいじゃないか！！！
あぁ、どうしよう！！
考え込んでいると
荼毘｢…い……おい！｣
『はい！！』
急に呼ばれて驚いてしまった
何度も読んでいたようだ
荼毘｢怪我どうだ｣
『あ、治りました…』
荼毘｢そうか｣
えっ、心配してる…だと…
そういえば、一番最初に急いで駆けつけてきたのは荼毘さんだった
もしかして、もしかしたら、俺の事…
そんな期待を胸に聞いてみる
『荼毘さんは、俺が嫌いじゃないんですか』
荼毘｢は？｣
急な俺の質問に間抜けな声が漏れ出ている荼毘さん
『だから、荼毘さんは俺が嫌いじゃないんですか』
あぁ、怖い怖い、嫌いだと言われるのが、どんだけ名前を家族を捨ててもやっぱり家族だった人だ…
胸がはち切れそうだ
荼毘｢嫌いじゃねぇよ、むしろ大切に思ってる｣
『え…』
予想していた回答と違い俺も間抜けな声が漏れ出てしまった
荼毘｢俺もあの家を捨てた身だが、やっぱり家族への情はある、あのクソ親父意外だがな｣
自分の手を握ってそれを見つめる荼毘さん
荼毘｢Aを一人にしてしまったことには変わりねぇけどよやっぱり俺の可愛い弟なんだよ｣
俺より大きい手で頭撫でられる
荼毘｢許してくれなんて言わねぇけどよ、Aに許して貰えるように俺も頑張ってんだ｣
ぽんぽんっと頭を叩かれ手が退かされる
『…』
荼毘さんも…兄さんも兄さんで頑張っていたんだ…
でも、でもやっぱり俺を一人にしてしまったことに変わりない
『俺も家を捨てましたなので荼毘さんを兄さんとは呼べませんだけど、これからよろしくお願いします』
荼毘さんに握手を求めると
少し嬉しそうに俺の手を握った
________________
和解！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 623人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うp主(プロフ) - 希さん» コメントありがとうございます！！墓の準備は任せてください( '-' )b (2021年11月5日 22時) (
レス) @page45 id: 6d36e311ee (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 主君ドストライク過ぎる…！！そして変わらず絵が上手ぇ……俺の絵は……ｳｯ(死) (2021年11月5日 22時) (レス) @page45 id: e45cad31e5 (このIDを非表示/違反報告)
うp主(プロフ) - 希さん» コメントありがとうございます！！死なないでくたさいwww (2021年11月1日 23時) (レス) @page41 id: 6d36e311ee (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - うわぁ絵上手い…死ぬ…自分の画力がゴミすぎて死ぬ…ｳﾞｯ (2021年11月1日 22時) (レス) @page41 id: e45cad31e5 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - ｽｰｯ……ﾎﾟﾝ(スピナーの肩に手を置く音) (2021年10月30日 17時) (レス) @page40 id: e45cad31e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うp主 | 作成日時：2021年9月22日 18時
