【妖怪ウォッチシャドウサイド】自由気ままな幻王様は人間界に行く!

たたりギツネとコックリさん７ ページ30

呉葉視点

キュウビ「イナリよ、恩返しのために店を手伝いたいという気持ちも分かるがな…商売にしろ人生にしろ潮時というものがある人間に迷惑をかけてまでお前の気持ちを押し通す事は果たして良いことなのだろうか」

イナリ「ごめんなさい…もう人間に迷惑はかけません。皆さんどうもすみませんでした」

ナツメ「でもさその姿のままお婆ちゃんに合うことは出来ないの?」

キュウビ「残念だがそれは出来ない…神社に使える妖怪はみだりに人間に姿を見てる事は禁じられている」

ナツメ「そうなんだ…」

アキノリ「あ、そうか姿を見せられなくても手はあるぞ」

皆→アキノリ「？」

翌日ー豆腐屋の前

男性「母さんそろそろ行こうか」

お婆ちゃん「えぇ…そうねぇ…」

子供「ばーば、お家来るの？」

お婆ちゃん「そうだよこれからはずっと一緒だからね〜」

子供「やったー！ばーばと一緒〜！」

アキノリ「待ってくださいお婆ちゃん」

お婆ちゃん「？あら、どうしたんだい？」

アキノリ「少しお時間もらえないでしょうか」

お婆ちゃん「？」

家の中に入りナツメは、コックリさんの準備を始めた

お婆ちゃん「おや、これは…」

ナツメ「お婆さん、コックリさんってご存知ですか？」

お婆ちゃん「えぇ昔よくやったわ」

呉葉「いきなりであれなんですけど…一緒にコックリさん、やってくれませんか？」

お婆ちゃん「構わないわよ」

呉葉「良かったです。では…」

お婆ちゃん「はいはい」

呉葉・お婆ちゃん『コックリさんコックリさんどうぞおいでください』

すると十円玉にイナリが現れる

呉葉「コックリさんコックリさん豆腐屋のお婆ちゃんに伝えたい事はありますか？」

お婆ちゃん「え？」

十円玉が動きだす

お婆ちゃん「あふらあげありがとう…油揚げありがとう？」

さらに十円玉が動く

お婆ちゃん「たいすき…」

お婆ちゃん「これは…」

イナリ《お婆さん、大好き！》

お婆ちゃん「！こちらこそ今までありがとね〜可愛いお狐様」

そしてお婆ちゃんは車に乗り込んだ

アキノリ「お婆ちゃんに思いが伝えられてよかったな！」

イナリ「はい！ありがとうございました！」

そう言うとイナリは、アークになりナツメのもとに行った

ナツメ「あったかい…」

夜の稲荷神社

呉葉「！これは…何ということじゃ！稲荷神社が…！キュウビ！いるか？」

キュウビ「はい、お呼びですか？」

呉葉「そなたにお願いがあるのじゃが…もう分かってると思うがな…」

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