92 ページ42
「あれ、テヒョン君は？」
このメンツなら俺もー！って言いそうなのに。
JM「なんか今日は行きたいところがあるみたいで」
SR「あいつは最近行きつけが出来たからねぇ」
「そなの？彼女？」
SR「それならいいけどね」
ん、なんだろ、サラの何かは知ってる雰囲気。
サラはこういうことははっきりしないと言わないし、ジミン君をチラっと見てもにこっと笑顔で誤魔化されちゃった。
・・・んん、気になる。今度本人に聞くかな。
三人で並んでオッパの店へ歩き出す。
オッパの店に行くには駅とは逆の方向に進み、その途中にはラグジュアリーな路面店が立ち並ぶ前を通って行く。
その中のひとつにわたしが昔から大好きな宝飾店があって。
つけるならこのブランドのアクセサリーだけってぐらい、少ないわたしのこだわりで。
両親からの二十歳のお祝いも、頑張った時の自分へのご褒美も。
ユンギに初めての記念日におねだりしたのもここのネックレスで、それは今も首元で揺れている。
ショーウィンドーの前に差し掛かるとやっぱり歩みを緩めて。
中に入らないと買える金額のものは見えないけれど。
それでも気になっちゃうんだもんね。
あ、ディスプレイが新しいティアラに変わってる。すっごく素敵なデザイン。
なんとなく目を凝らすと、うっすら店内も見える。
仕事帰りに立ち寄っただろう一人で店内を見て回る女の人や、男の人。
仲良さそうに何かを選んでるカップル。
いいなー、わたしもユンギと見に来たいなぁ。
カップルの男の人、ユンギぐらいの背丈だし、わたし達っぽいじゃん。
・・・あんなスーツも持ってたような気がするし。
ユンギがいつも持ってるバッグもあんな感じだった、ような。
・・・んん！？←
人目が多いのも忘れて、ガラスにおでこがゴチンと張り付くのも気にせず覗きこむ。
JM「あ、いたいたー。もうAさん何してるんですかーって、おでこくっついてますけど」
SR「Aー、給料日前だぞー」
「いやいやいや！ちょっ、見てよ！」
ついてこないわたしに気付いて戻ってきた二人をぐいっと引っ張って、磨きあげられてるガラスに並ぶ三人のおでこ。
まさかね。違うよね。
「わたしの彼氏っぽくない、あの人？」
JM「んんー、・・・あっ？！え、あー、ど、どうですかね、よく見えないですし。ち、違うんじゃ、」
SR「は、ジミナ目悪いの？あれ、ユンギじゃん」←
あー、やっぱりユンギ、だよね・・・。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 599人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アウラ(プロフ) - ellieさん» いつもお付き合い頂き本当にありがとうございます！！さて、もうすぐラストです・・・！2で終わらなくてごめんなさい！ｗでもあと少し。心の準備お願いします( *´艸｀)最後までお付き合い下さいませ☆ (2017年9月15日 13時) (
レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
ellie(プロフ) - またまたでごめんなさい。書かずにいられない！もう甘いユンギにきゅーんときちゃいました！ありがとうございます。これ、あれですか？ユンギから……心の準備しときますね。(ﾉ´∀｀*) (2017年9月15日 0時) (レス) id: 0afbc283eb (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - さらんさん» 一気読みして頂けて光栄です〜！！(≧▽≦)今彼ユンギか後輩ジミンか。オチは・・・最後までお付き合いくださいませ！ｗｗさらんさんの作品もお邪魔しにいきまーす！ (2017年9月1日 23時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
さらん(プロフ) - すごく面白くて一気によんでしまいましたｗｗｗｗｗｗ私はこのままゆんぎと幸せになってほしいです← (2017年9月1日 22時) (レス) id: 944861b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - バコさん» お読み頂きましてありがとうございます〜！ユンギのヤキモチ、たまらんっすよね( 〃▽〃)作者もですwww更新頑張ります〜！(*ゝω･*)これからもお付き合いくださいませ☆ (2017年7月20日 8時) (レス) id: 34a3e6fa2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アウラ
| 作成日時：2017年7月7日 14時
