14 JM side ページ14
JM side
はぁ、電話しなきゃよかった。
電話の為に出てきた店の外で一人、大きくため息をつく。
Aさんが今日は珍しく残業なしで帰っていった。
いつもは ‘キリがいいところまで’ とかいいつつ遅くまで残ってることが多いのに。
颯爽と出ていく後ろ姿に ‘何かあるんですか’ なんて聞けなくて。
俺はただただその後ろ姿を見送った。
Aさんが帰った後に、取引先から予定が変更になる連絡が入って、すぐメールしてみた。
今までも終業後に連絡しても割とすぐ返事があるし、何してるのかなって気になってたから。
でも全然返事なし。
別に明日の朝でもいいんだけどさ・・・。
気になり始めたら今してる仕事も思うように進まなくて、パソコンの電源を落として同期に連絡。
駅前のチェーン店の居酒屋へやってきた。
飲んでても俺がスマホばっか気にしてるから ‘もう電話しちゃえばいいじゃん’ と焼き鳥にかぶりつくテヒョンに言われて。
お酒も入ってちょっと気の大きくなった俺もそれに乗った結果が、コレ。
Aさん、彼氏といたんだ・・・。
付き合ってる人がいるのはもちろん知ってたけど、なんかショック。
もう一回大きくため息をついて、居酒屋独特の騒がしい店内に戻る。
TH「Aちゃん、出た？」
「出たけど・・・、彼氏といたみたい」
Th「うへぇ〜、ジミナ、タイミングわっるーー(笑)」
ケタケタと串を片手に笑い出す親友に苛立ちは隠せない。
「なんだよ、お前が電話すればっていったんだろ」
TH「でも決めたのはジミナじゃん」
・・・はい、ごもっとも。
「はぁ・・・」
TH「ため息は幸せが逃げるんだよー」
「もう逃げたあとだよ」
TH「知ってても好きなくせに〜」
イヒヒっと男前が四角い口で笑いながらグラスを掲げるから、自分のグラスをカチンと合わせる。
「今日はがっつり飲むからな」
TH「とことん付き合っちゃう♡」
頭の中からAさんがいなくなるまで今日は飲むんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 883人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
BTS@V - 心臓あの世に行ってしまいましたァァ(´；ω；｀)ｳｯ… (2018年2月26日 22時) (
レス) id: 098c1a355f (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - ellieさん» ユンギ頑張りますよ〜！(*´ω｀)彼にはお砂糖でいてもらわなくては・・・！ｗでも餅な彼も頑張るようです( *´艸｀)そろそろ続編に参ります！引き続きお楽しみくださいませ☆ (2017年7月5日 23時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
ellie(プロフ) - ！！えっ！不穏な空気が……ユンギに嫉妬されて嬉しいけど、私まで嫉妬したくないよ〜（ ＴДＴ）む、胸が痛い……ユンギがんばってよ〜、私をはなさないで〜( ；∀；) (2017年7月4日 1時) (レス) id: ddddb51918 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - ellieさん» コメありがとうございます☆前回コメで二回目の初めましてしてしましたΣ(ﾟДﾟ)すみません(´;ω;`)こんな作者ですが、これからもお付き合い頂ければ嬉しいです〜！少しづつこの関係も変わっていきます・・！ (2017年7月2日 23時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
ellie(プロフ) - 止めないで、ドキドキしたいからっ！( 〃▽〃)もうぎゅーんです。トキメキすぎて、心臓壊れそうです〜(*ノ▽ノ)むふふ (2017年6月28日 0時) (レス) id: ddddb51918 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アウラ
| 作成日時：2017年6月1日 22時
