13 ページ13
「お邪魔しまーす」
ユンギが鍵を靴箱の上に置いて入るのに続いて、パンプスを脱いでユンギの革靴の横に並べてから部屋に上がる。
ライトがついたリビングを見渡せば黒をベースとした相変わらず殺風景ともとれるシンプルな部屋。
ユンギは忙しいと会社に泊まり込むこともあるから逆に汚くもならないんだろうけど。
あ、でもソファの端っこに脱ぎっぱなしのスウェットがちょっと生活感。
YG「風呂、入るだろ?」
「入りたい〜、でもお先にどうぞ〜」
バッグをローテーブルの横に置いて、わたしはソファにゴロン。
足、伸ばしたかったんだよね。あー、浮腫んでる。
ふくらはぎをマッサージしながらくつろぎ始めると、寝室からスーツを脱いだユンギが出てきた。
YG「・・・お前、寝そう」
「寝ないって、ちゃんと出るの待ってますよ〜。わたしもすぐ入りたいし」
YG「じゃ、時間短縮で一緒に入る?」
「シャワーでしょ、すぐじゃん」
YG「あっそ」
‘つまんねーの’なんてかわいいこと言いながら洗面所に消えてく。
勝手に緩む頬を両手で押さえながら横を向くと、バッグの中でスマホが光ってることに気付く。
引っ張り出して確認すると【パク・ジミン】の表示。
なんだろ、なんかあったっけ。
「もしもーし?」
JM『あ、Aさん、今大丈夫ですか?』
「大丈夫よ〜、どうしたの?」
JM『メール送ったんですけど、返事なかったから・・・。明日の外出予定の件なんですけど』
「ああー、ごめんごめん。まだ見れてないや〜、変更あった?」
JM『朝イチに行く予定だった取引先が時間変更になっちゃったんで、先に、』
Aー、と洗面所から呼ぶ声にジミン君との電話が遮られる。
JM『・・・彼氏さんと一緒でしたか』
「あーうん、ごめん、それに酔ってます、はい」
JM『はは、ぽいですね(笑)邪魔してすみません、とりあえずメールだけ確認してください』
「わかったー、また明日ねー」
JM『おやすみなさい、また明日』
終了ボタンを押して忘れないうちにメールを確認。
変更点と、新しいタイムテーブルもあって。うんうん、とってもわかりやすい。
すぐにお礼と了承の返信をする。
真面目な性格がメールの文面にもにじみ出てるわ。
電話までしてくれて確認、しかもこちらの都合もくみ取ってくれる。
大変気の利く、自慢の後輩なんです。
883人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
BTS@V - 心臓あの世に行ってしまいましたァァ(´;ω;`)ウッ… (2018年2月26日 22時) (レス) id: 098c1a355f (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - ellieさん» ユンギ頑張りますよ〜!(*´ω`)彼にはお砂糖でいてもらわなくては・・・!wでも餅な彼も頑張るようです( *´艸`)そろそろ続編に参ります!引き続きお楽しみくださいませ☆ (2017年7月5日 23時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
ellie(プロフ) - !!えっ!不穏な空気が……ユンギに嫉妬されて嬉しいけど、私まで嫉妬したくないよ〜( TДT)む、胸が痛い……ユンギがんばってよ〜、私をはなさないで〜( ;∀;) (2017年7月4日 1時) (レス) id: ddddb51918 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - ellieさん» コメありがとうございます☆前回コメで二回目の初めましてしてしましたΣ(゚Д゚)すみません(´;ω;`)こんな作者ですが、これからもお付き合い頂ければ嬉しいです〜!少しづつこの関係も変わっていきます・・! (2017年7月2日 23時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
ellie(プロフ) - 止めないで、ドキドキしたいからっ!( 〃▽〃)もうぎゅーんです。トキメキすぎて、心臓壊れそうです〜(*ノ▽ノ)むふふ (2017年6月28日 0時) (レス) id: ddddb51918 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アウラ | 作成日時:2017年6月1日 22時