浅草生まれ、前世の記憶持ち！？

違和感 ページ2

ん？あれれ、…炎を見た、意識が飛んだはず。

生きてる？

嘘、やった！生きてた、生き残ったんだ！？

絶対死んだと思った、それでここはどこだろう？

とりあえず起き上がろう、状況を把握しないと。

え、え、どうしよう首が持ち上がらない

なんで？首骨折したの？

いやいや最後に見たのは炎だよ、火傷はするかもだけど骨折は流石にね。


えーと、ヤバいな、本当に首が持ち上がらない。

看護師さんを呼ぼう、そうね看護師さん、

「あーあぁ〜、うぁ↑…」

は？何？今の誰の声？

私はもう一度看護師さんを呼ぶことにした。

あの時と同じようにイヤな予感を感じながら。

「うぅ、えあ〜にゃ？」

えーえーえー？

「ゃ！のぉ、みゃー。」

……。

………？

私の声、ホントに？意外と私冗談嫌いだよ。


「あら？Aちゃんもう起っきしたの？」

誰？

私の顔の上に影が重なる。

そこに居たのは綺麗な女の人。

…んー？誰？

「可愛いお目目、かぁかと一緒にご飯作ろうか」

かぁか？てか、ご飯作るの？無理だけど、首上がんないし、

そうやって笑った女の人は私を抱き抱え、後ろにおぶる様な体制を取った。

紐の感覚が肌に伝わる。


私は思った、この変な体制がどうなってんのって

疑問を持った、だけどとりあえず今はこの人のうなじの白さにビビっている

はー美人ってうなじも美人なんですね、羨ましいかぎりです。


「Aちゃん見て、Aちゃんのお顔。」

女の人はいきなり横に向いた。

え、何すか？自慢すか、美人自慢？

まあ、いいですけど、はて目覚めてから顔も洗ってないけど大丈夫かしら？


……。

きっと私は今世に言うチベスナ顔であろう。

あ、ご存じない方はどうぞググってくださいまし


……。

「うみゃ！おうー〜↑」

赤ちゃんじゃん！！！

ぷくぷく頬っぺの赤ちゃんじゃん！！！！




びっくりおった曲げ〜〜

火事にあったら赤ちゃんになった。

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