【オリジナル】疫病神【ＢL】 (ページ20)

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16 寄り道ページ20

瀬戸目線

瀬戸｢さて、パソコン室行く？｣
神埼｢悪いが、さっそく吸血させてくれないか。最後に吸血したのが先週の明日なんだ｣
瀬戸｢僕は構わないよ。じゃ、行こうか｣

現在地、トイレの個室。
今、僕は上着を脱ぎ、中のYシャツの第三ボタンまで外して、左肩をさらけ出した状態で神埼君の上に、向かい合わせで座っている。
神埼君はすでにピアスを外している。

神埼｢いくぞ？｣
瀬戸｢うん｣
神埼｢あんまり声出すなよ｣

声？
なぜ声？
と僕が考えているうちに、神埼君は僕の首に噛みついていた。

瀬戸｢っ痛………｣

まあ痛いだろうとは思っていたが、チクリとする程度であまり痛くない。
あまり声は出なかった。
その後僕は、予想出来なかった感覚のせいで、少し声を上げてしまうけど。
その感覚というのは、まあ腐っている人なら分かるかも知れない。
それは。

瀬戸｢……んんッ！？｣

快感だった。

ゾクゾクするけど、あまり嫌ではなかった。
少し考えればすぐに快感やら快楽あたりの単語は浮かんでくるのだろう。
だが僕にそんな余裕はなかった。

瀬戸｢ッッッ……！｣

その時の僕に出来るのは、今まで感じた事のない感覚に、反応してしまう体と、声を必死に抑える事ぐらいだった。

神埼｢…と、瀬戸！｣
瀬戸｢ん…｣

神埼君に名前を呼ばれて気がついた。
ほんの一瞬、意識が飛んでいたらしい。

神埼｢瀬戸、大丈夫か？｣
瀬戸｢うん、大丈夫だと思う｣

Yシャツのボタンを止め、上着を着る。
さっき(吸血中)まで体が焼けるほど熱かったのに、今は何もなかったようだ。
というかだるい。
体が重い。

瀬戸｢よし、行こうか｣
神埼｢無理すんなよ｣

神埼君の背中を押し、トイレから出た。
さっきの感覚を思い出して赤くなった顔を隠しながら。

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作者です！
攻守は一目瞭然！
こんなに分かりやすい駄作を作った駄作者は誰だ。
俺だ。
はっはー。